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韓国国防長官「爆発の映像ない」…2015年の木箱入り地雷事件より原因究明は難航

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2015年8月4日、北朝鮮が設置した木箱入り地雷が爆発した場面。[写真 国防部]

21日に西部戦線の非武装地帯(DMZ)で発生した地雷爆発事故は、2015年の「木箱入り地雷事件」よりも原因究明がさらに難しくなる見通しだ。事故現場が軍事境界線(MDL)からわずか50メートルほどしか離れておらず、韓国軍の監視装備が届かない死角になっているからだ。これは、北朝鮮による犯行かどうかなどを判断するのも難しくなる可能性があることを意味する。

(1)監視装備がない死角地帯


22日に就任した姜信哲(カン・シンチョル)新国防部長官は記者団に対し「木箱入り地雷の時とは違って映像がなく(事故現場は)視認可能な範囲内にもない」とし「北が埋設した地雷原と事故現場が一致するかどうかは現時点では確定できない」と述べた。


2015年8月4日、京畿道坡州(パジュ)の陸軍第1師団の一般前哨(GOP)付近で発生した木箱入り地雷事件では、事故現場がDMZの出入り口に近かったため、熱線監視装置(TOD)に爆発の瞬間が鮮明に映っていた。回収された地雷の残骸にさびや腐食がなく、木箱の破片から松脂のにおいが残っていたことから、北朝鮮軍の埋設から長い時間が経っていないという判断も比較的迅速に下された。

今回の事故では、現場の兵士らの証言や爆発残留物の成分分析などで原因を究明しなければならない。事故は、北朝鮮軍が前方地域の要塞化を進める中、MDLの越境やMDL以南での地雷埋設の有無を確認するため捜索路を切り開いていた際に発生した。付近にはCCTVやTODのような固定式の監視装備もなかった。

地雷2つが連続で爆発したのか、それとも一度の爆発で2人が負傷したのかも調査対象となっている。今回の事故では佐官級将校1人が足首を切断する重傷を負い、工兵所属の下士官1人が足首を骨折した。初動調査では「爆発音が2回聞こえた」との証言もあったという。

(2)北の地雷か、過去の埋設地雷か

地雷の埋設主体と時期をめぐっては大きく3つの可能性が挙げられる。▼韓国戦争(朝鮮戦争)当時に韓国軍または北朝鮮軍が埋設した地雷▼北朝鮮軍が最近MDL付近に埋設した後、大雨などで流失した地雷▼北朝鮮軍が意図的にMDLを越えて埋設した地雷--だ。

国民の力の庾竜源(ユ・ヨンウォン)院内副代表はこの日、「韓国軍の地雷より破壊力の強い北の木箱入り地雷や強力な対人地雷である可能性が非常に高い」と主張した。これに対し姜信哲長官は「いかなる可能性も排除せず原因を究明し、その後の措置を講じて対応しなければいけない」と述べた。

軍関係者によると、北朝鮮の木箱入り地雷(PMD-57)は外形が木製で、韓国軍のM14・M16系列の地雷とは素材や火薬の成分が異なる。このため現場の残留物や負傷した兵士の軍服などに残る成分を分析する作業が重要になるとみられる。

(3)合同参謀本部、異例にも「国連軍司令部の調査に向けた捜索路開設」

この日、合同参謀本部が定例ブリーフィングで「国連軍司令部の現地調査が来週初めに予定されていた」とし「昨日の作戦は、国連軍司令部の調査を実施する前に環境を整えるための捜索路開設作戦だった」と明らかにした点も注目される。

これまで軍当局は、DMZ内部での国連軍司令部の調査活動について「確認できない」という立場を取ってきた。最近DMZの管轄権をめぐり韓国政府と国連軍司令部の間で神経戦が続いている状況で、軍当局が国連軍司令部の調査計画まで先に公開したのは異例だ。

合同参謀本部の高官は「意図があったわけではなく、事実関係を明確に説明するのがよいと考えて説明した」と述べた。軍当局は国連軍司令部と共同で事故現場の調査も進める計画だ。陳永承(チン・ヨンスン)合同参謀本部議長とジェイビア・ブランソン在韓米軍司令官兼国連軍司令官は22日午前、1時間ほど会談をした。



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