9日、AIを活用した文を書く課題を進行後インタビュー中のAグループ。キム・チャンヨン記者
AIを使う現代人が自分も知らないうちに「考える能力」自体を失っているという指摘が出ている。学界では思考機能の無分別なAIへの外注が人類史上初の「知能退歩世代」を生むだろうという懸念まで出ている。
中央日報が9日にソウル所在の大学の在学生10人を対象に進めた実験でもこうした懸念が杞憂ではないことが確認できた。参加者は制限時間30分の間に「民主社会で専門家の判断と多数の判断が衝突する時に何を優先すべきか」を主題に論述課題を遂行した。ある集団はAIを使い、別の集団はAIなしで答を導き出した。結果は国語国文学・教育学科教授ら5人の専門家で構成された評価委員団が論旨の明確性など5種類の基準で評価した。
実験の結果、論理展開方式と表現の適切性指標などでAIを活用した集団の課題がはるかに高い点数を受けた。だが自身が提出した課題内容をどれくらいしっかりと記憶し、どのような根拠を提示したのかを検証すると正反対の結果が出てきた。結果に対する評価ではAIを使った参加者(A集団)の平均点数は81.6点で、AI未使用の参加者(B集団)の平均点数68.8点を大きく上回った。評価委員団は5つの採点基準のすべてでB集団よりA集団に平均的に高い点数を付けた。
特に、AI使用の有無により最も大きな点数差を見せた項目は、文章構成などの表現力だった。表現の適切性指標では、AIを使ったA集団は82.7点で、AIを使わなかったB集団の61.3点より20点以上高い点数を受けた。評価に参加した成均館(ソンギュングァン)大学国語国文学科のノ・デウォン教授は「多少粗雑で未完成な文は『人が書いたんだな』と思った。これに対し論理的な構造にも問題がなく正書法も間違っていない水準の高い文は『AIが書いたのではないか』と考えたが、評価結果も思った通りに出てきた」と話した。
AI中毒、人類の退化が始まった…「私の文なのに思い出せません」[AI発人類知能退歩](2)
この記事を読んで…