フーシ派が16日(現地時間)、イエメン上空でサウジアラビアのF-15戦闘機を撃墜したと主張して公開した映像。墜落した戦闘機の尾部にはサウジの標識が見える。フーシ派は、イエメン政府軍を支援する作戦中だったこの戦闘機を、自ら製造した地対空ミサイルで撃墜したと発表した。[ロイター・聯合ニュース]
親イランの武装政治組織ヒズボラに近いレバノンのメディア、アルマヤディンは17日(現地時間)、消息筋の話として、「サウジは、イエメン国内の人道上の懸案を解決する方法について協議するため、オマーン政府を通じてフーシ派に2週間の停戦を提案した」と報じた。レバノンの別のメディア、アルアフバールも、「サウジは、人道的な解決策について協議するため、フーシ派指導部と直接交渉を進めると述べた」と伝えた。
サウジが停戦を提案したのは、フーシ派の攻勢を食い止めるのに苦戦しているためだ。フーシ派は10日にイエメン西部の紅海沿岸にある港湾都市モカを掌握したのに続き、11日にはバブ・エル・マンデブ海峡のペリム島を占領し、サウジの石油輸出路を塞いだ。その後、サウジの空軍基地をはじめとする軍事施設をドローンやミサイルで集中的に攻撃している。この日、サウジ領内でイエメン国籍者1人が死亡し、初の死者も出た。
サウジはフーシ派の攻勢を食い止めるためにミサイルを消耗し、苦戦している。中国製弾道ミサイル「東風15A(DF-15A)」までフーシ派への攻撃に使用した形跡も明らかになった。米国や欧州、エジプト、イスラエルなどに幅広く軍事支援を要請しているが、これまで実質的な支援は受けられていない。
こうした状況を打開するため、サウジはフーシ派に停戦を提案したとみられる。アルマヤディンのイエメン支局長、アブドラ・アルファラ氏は「サウジの今回の動きは、サヌア(フーシ派の支配地域)に対抗する同盟の構築に失敗した後、停戦という選択肢に転じたことを示している」と分析した。
サウジの「2週間の停戦」提案にも…強気のフーシ派、イエメンの油田を狙う(2)
この記事を読んで…