15日、麗水(ヨス)世界島博覧会の会場で行われた「巨文島(コムンド)の舟歌」の公演。トラックに船の形をした布を巻き、漁の様子を再現した。[X キャプチャー]
16日、中央日報の取材によると、前日に麗水市の島博覧会の公演会場で行われた「巨文島の舟歌」の動画が、SNSやオンラインコミュニティで相次いで共有された。この公演は、麗水地域の文化芸術公演団が、地元の無形文化財「巨文島の舟歌」を再現したものだ。「巨文島の舟歌」は、漁師たちが漁をしながら歌っていた伝統的な労働歌だ。
動画には、「巨文島の舟歌」と書かれた布で車体を覆い、船のように見せた小型トラック「ポーター」に、出演者たちが乗って移動する様子が映っている。そのうちの一人は、長い棒をオールのように動かし、船をこぐようなしぐさをしていた。
動画を見たネットユーザーからは、「700億ウォンを投じた国際行事の公演としては、完成度が低すぎる」という声が上がった。ネット上には「税金1800億ウォンがどんどん消えていく」「せめてトラックが見えないように演出できなかったのか」「予算がどこに使われたのか気になる」といった反応が相次いだ。準備不足で論争を招いた「2023年セマングム世界スカウトジャンボリー」以来、最悪の行事だという声も出た。
島博覧会には、国と道、市の予算から計703億ウォンが投じられた。道路整備などの社会資本(SOC)関連費用まで含めると、使われた予算は1800億ウォンに上る。
島博覧会は開幕前から、準備不足をめぐる論争に巻き込まれていた。かつて忠州市(チュンジュシ)の広報担当公務員として「忠州マン」と呼ばれたキム・ソンテ氏も、今年4月に広報動画を撮影した際、「行事の準備が不十分に見える」と指摘していた。
開幕直前には、光州(クァンジュ)ビエンナーレの「台湾館」という名称をめぐる論争の余波を受け、中国・浙江省舟山市が島博覧会への不参加を通告した。このため、外国人観光客の誘致に赤信号がともった。目標とする外国人来場者9万人の大半を、中国人観光客が占めるためだ。博覧会は今月5日に開幕し、11月4日まで麗水市の突山邑(トルサンウプ)・真牟(チンモ)地区、蓋島(ケド)、金鰲島(クモド)、世界博覧会場など、麗水一帯で開かれる。
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