金与正(キム・ヨジョン)労働党総務部長 [朝鮮中央テレビ、聯合ニュース]
朝鮮中央通信は17日、金部長が発表した談話で、最近開かれた第70回IAEA総会が北朝鮮の国連安全保障理事会決議違反を指摘しながら「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)を要求したことを「聞き慣れた戯言」として一蹴したと報じた。
◆「毎年聞く戯言」…IAEAの非核化要求を一蹴
金部長はIAEAで提起された核問題に関する指摘について「毎年この時期になると留守番電話から昼夜を問わず響く声のように、いつも聞くことになる、まったく驚くものでも新しいものでもない戯言にすぎない」と主張した。
続いて「わが国の現在の地位を変えようと集まって騒いでいる人間たちは、それがどれほど情けない妄想であり無駄なことかをはっきりと理解するべき」と述べた。
国際社会の非核化要求が北朝鮮の核政策に影響を与えないという主張も展開した。金部長は「国際原子力機関と西側諸国が定期的に会議を開き、決められた筋書きに従っていくら非核化を声高に唱えても、国家の最高利益を守るために必要なあらゆる措置を講じようとする私たちの意志と実行能力にいかなる影響も及ぼさない」と述べた。
◆「核の地位は物理的・法的に永久固定」
金部長は北朝鮮の核保有国としての地位がすでに後戻りできない段階に達したという主張も繰り返した。
金部長は「朝鮮民主主義人民共和国の核保有国としての地位は、いかなるものも元に戻せない絶対的なもの」とし「敵対勢力がいくら修辞的に否定したとしても、朝鮮民主主義人民共和国の核の地位が物理的にも法的にも永久に固定された現実は少しも変えられない」と強調した。
ただ、この日の談話は北朝鮮住民が接する労働党機関紙の労働新聞などには掲載されなかった。
◆IAEA、北朝鮮のウラン濃縮能力拡大を指摘
14日に開幕したIAEA総会では、韓国や欧州諸国を中心に北朝鮮の核開発計画に対する懸念が提起された。これらの国々は北朝鮮の核開発計画が国際的な核不拡散体制に対する重大な脅威になっていると指摘した。北朝鮮に対し、国連安全保障理事会決議などの国際的義務を履行し、完全な非核化に取り組むよう求めた。
総会に先立ちIAEAは北朝鮮の核活動を分析した年次報告書も公開した。報告書には、北朝鮮がウラン濃縮能力を拡大し、原子炉を稼働させた状況が確認されているとの内容が含まれた。
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