韓国とカタールのアジア大会グループリーグ第1戦の前半アディショナルタイムにハットトリックを達成した厳智星(オム・ジソン)が指を3本立てて喜びを表している。韓国は後半にも1得点し、4-1で勝利した。[ニュース1]
李敏成(イ・ミンソン)監督が率いる韓国代表は15日、名古屋の瑞穂公園ラグビー場で行われた2026年愛知・名古屋アジア大会(AG)男子サッカーグループリーグD組第1戦でカタール代表に4-1で勝利した。2014年仁川(インチョン)大会から3大会連続で金メダルを獲得している韓国は4連覇に向けた第一歩を軽快に踏み出した。
キックオフを前に思わぬハプニングがあった。大会組織委員会が用意した選手団輸送車両が誤って野球場に向かい、競技場への到着が予定より30分遅れた。試合中には豪雨が降り、体力の消耗も大きかった。しかしこうした不測の事態が試合の流れと結果を揺るがすことはなかった。シュート数(13-2)が物語るように韓国は終始相手を圧倒し、3点差で勝利した。カタールは勝負が決まった後半40分に1点を返し、無得点での敗戦を免れた。
アジア大会はU-23(23歳以下)の選手が中心となるが、韓国はこの年代でカタールを相手に苦戦してきた。これまでの8試合ではわずか1勝(2敗5分け)だった。しかし今大会ではカタールが2028年ロサンゼルス(LA)五輪に向けてU-21(21歳以下)の選手でチームを編成したため、実力差があった。韓国はオーバーエージ枠(23歳超の選手)3人をすべて選出し、2005年以降生まれの選手は5人だけだ。
これまで韓国がアジア大会の舞台で3連覇を達成する過程ではオーバーエージ枠の選手が先頭に立った。2014年仁川大会では金信旭(キム・シンウク)、朴柱昊(パク・チュホ)、金承奎(キム・スンギュ)が出場した。2018年のジャカルタ・パレンバン大会では孫興慜(ソン・フンミン)が攻撃をけん引した。2023年の杭州大会では白昇浩(ペク・スンホ)、朴鎮燮(パク・ジンソプ)、薛永佑(ソル・ヨンウ)が優勝の主役になった。今大会には北中米ワールドカップ(W杯)本大会を経験した厳智星と梁鉉俊(ヤン・ヒョンジュン、24、セルティック)、李期奕(イ・ギヒョク、26、江原)が加わった。
「サイドでの1対1能力が高い」と選出理由を説明した李敏成監督の期待通り、2列目の厳智星は積極的な突破と鋭いシュートを武器にチームの勝利をけん引した。左サイドで先発出場した厳智星は前半7分に先制ゴールを決め、大量得点のきっかけを作った。前半20分と前半アディショナルタイムの追加点も厳智星だった。ハットトリックを達成した直後、厳智星は指3本を立てて満面の笑みを見せた。後半43分に交代してベンチに戻る厳智星にはスタンドのファンから熱い拍手が送られた。
右サイドの梁鉉俊も印象的だった。活発に動きながら相手の裏のスペースに何度も走り込んだ。後半21分には金明俊(キム・ミョンジュン、20、ヘンク)に巧みなスルーパスを送り、4点目をアシストした。キャプテンマークを巻いたDF李期奕は献身的に動きながら攻守のバランスを取った。
試合後、李敏成監督は「(北中米W杯本大会で不振だった)A代表チームに関連して沈滞している韓国サッカーの雰囲気を自分たち(U-23代表)が盛り上げよう、新しい雰囲気をつくろうと選手たちと話した」とし「勝利を通じて韓国サッカーがまたファンから愛されるきっかけをつくりたい」と決意を語った。
厳智星は「一緒に練習する時間が少ないので、今日はまず結果を得ようと選手間が何度も話し合い、そこに焦点を合わせた。チームがどのような部分を求めているのかを早く把握し、選手とも多くのコミュニケーションをしてきたが、それがピッチ上で出たようでうれしい」と語った。
厳智星は最近、所属クラブでも好調だ。厳智星は「自分ができることを続けてきたし、うまくいかない時もあきらめずに努力したので、運よく良い結果が出ているようだ。時差への適応やコンディション管理なども要因ではないかと思う」と話した。
油断するつもりはない。厳智星は「(最後の失点の場面で)安易な部分があったので、ビデオミーティングを通じて修正する必要がある。次の試合で修正した点を見せることができれば、さらに良い結果を出せるはず」と話した。
アジア大会代表チームは22日午後7時30分、サウジアラビアと第2戦を行う。A~C組とは異なり韓国が入ったD組は3カ国であり、グループリーグは2試合しかない。サウジアラビアもU-21代表でチームを編成している。
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