北朝鮮女子サッカー代表の選手が14日、愛知・名古屋アジア大会女子サッカーF組第1戦でバングラデシュに10-0で勝利した後、応援団にあいさつしている。[ニュース1]
除幕は14日、大阪の長居スタジアムで行われた。2026年愛知・名古屋アジア大会(AG)に参加した北朝鮮女子サッカー代表がバングラデシュとグループリーグ第1戦を行ったこの日、在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)傘下の在日同胞や学生ら約1000人がスタンドに集まり、熱い声援を送った。こうした応援を背に北朝鮮は大会初勝利を挙げた。
北朝鮮が日本で開催される総合スポーツ大会に参加したのは1985年の神戸ユニバーシアード以来41年ぶりだ。その前後は日本で開催された大会とは縁がなかった。1958年の東京アジア大会当時、北朝鮮がアジア競技連盟(AGF、アジアオリンピック評議会の前身)に未加盟だった。1994年の広島アジア大会では、朝日関係の悪化に金日成(キム・イルソン)主席の死去による国内の混乱が重なり、不参加となった。1964年と2021年に2度開催された東京オリンピック(五輪)もそれぞれ政治的状況と新型コロナ防疫問題を理由に参加を見送った。
日本政府は核・ミサイル開発に対する独自制裁措置として北朝鮮国籍者の入国を禁止している。しかし今回は国際的なスポーツ交流という大義名分のため北朝鮮選手団に限り例外を認めた。北朝鮮はサッカー、重量挙げ、レスリングなど14競技に選手107人を含む約180人規模の選手団を派遣した。2024年パリ五輪卓球混合ダブルスの銀メダリスト、李正植(イ・ジョンシク)―金琴英(キム・クムヨン)組をはじめ、飛び込みのキム・ミレ、体操女子跳馬の安昌玉(アン・チャンオク)ら看板選手も多数含まれた。
久しぶりに日本の地を踏んだ北朝鮮選手団の雰囲気は「平穏」と「警戒」の間を行き来した。15日に刈谷スタジアムで開かれた記者会見で、男子サッカー代表のイ・グァンチョン監督は日本開催大会に参加した感想を尋ねる取材陣の質問に対し「試合とは関係ない」と冷静に答えた。準々決勝で対戦する可能性がある日本との試合についても「特別なことはない。競争相手にすぎず、会えば競技場で我々の姿をしっかりと見せる」と淡々と語った。
自信に満ちた発言とは裏腹に戦術は伏せた。当初、豊田スタジアムで行われた公式練習の一部をメディアに公開する予定だったが、現場では立ち入りを遮断した。「監督から非公開の指示があった」という短い説明をした北朝鮮選手団は厳重な警備の中で静かに練習を終えた。
長期にわたる国際的孤立とそれによる経済難の影響で北朝鮮スポーツの地位は以前ほどではない。パリ五輪でも銀メダル2個、銅メダル4個にとどまり、総合順位は68位だった。今大会では一部の競技で用具の調達も容易でない状況だ。最近、北朝鮮オリンピック委員会が韓国カヌー連盟に対し、カヌースプリント用のボート2艇を借りられないか問い合わせたことが話題になった。これに先立ち南北は2018年ジャカルタ・パレンバン・アジア大会でドラゴンボート競技の合同チームを結成するなど友好的な雰囲気だったが、用具については最終的に大会組織委員会が貸し出すことでひとまず決着した。
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