3月16日、米カリフォルニア州サンノゼで開かれた年次開発者会議「GTC」で、次世代AIアクセラレーター「ルービン・ウルトラ(Rubin Ultra)」を紹介するエヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)。[AFP=聯合ニュース]
14日(現地時間)、ブルームバーグ通信などによると、フアンCEOは同日、米ロサンゼルス(LA)で開かれた「オールイン・サミット」のパネル討論中に、トランプ大統領から電話を受けた。フアンCEOは聴衆にも通話内容が聞こえるよう、スピーカーフォンに切り替えた。
トランプ大統領は電話で、AI開発のペースを落とそうとする動きについて、政治的な意図や中国の介入の可能性があると主張した。
これに対し、フアンCEOは、トランプ大統領がこの問題の複雑な本質を正確に捉えているという趣旨の発言をし、同意した。
トランプ大統領はAIへの反発の動きについて、「AIの発展を望まない人々の意図にまさに沿うものだ」とし、「政界の人物が含まれているかもしれず、中国が関わっている可能性もある」と述べた。
AI開発の過程で提起される安全性への懸念や、開発ペースを調整すべきだとの議論を、事実上、政治的・戦略的な妨害の動きと位置付けた形だ。
トランプ大統領は、米国の一部の州がデータセンターの新設許可に消極的なことについても、強く批判した。
データセンターについて「今後20~25年間、石油のような存在になる」とし、「インターネットよりもさらに巨大なものだ」と強調した。
さらに、データセンターは米国の国富を生み出すために欠かせないインフラだとし、建設が止まる状況は容認しない考えを示した。
エヌビディアは、AIモデルの稼働に不可欠な画像処理半導体(GPU)などのAI半導体市場を主導しており、世界的なデータセンターやAIインフラへの投資拡大から、最も恩恵を受ける企業とされている。
フアンCEOは、AIの危険性を理由に開発ペースを落とすべきだとの主張には距離を置く一方、関連する懸念を提起する内部の声そのものを排除すべきではないとの立場を示した。
最近、AIの危険性への懸念を理由にアンソロピックを退社した研究者ジェイコブ・コクソン氏に言及し、コクソン氏が自身の懸念を公に表明したことを、勇気ある行動だったと評価した。
その上で、組織内部から問題を提起する、いわゆる内部告発者の声を真剣に受け止める必要があると強調した。
フアンCEOはまた、AIを巡る恐怖が、「急速なイノベーション」と「AIの安全性」のどちらか一方しか選べないという、誤った二者択一の構図を生み出していると指摘した。
最近、AI業界では、技術の進歩の速さと安全性を巡る議論が再び激しさを増している。
これに先立ち、12日にはアンソロピックのダリオ・アモデイCEOが長文を公表し、AI開発のペースを調整する必要があると主張した。その後、オープンAIのサム・アルトマンCEOやスペースXのイーロン・マスクCEOらも賛同を示した。
一方、トランプ大統領とフアンCEOは、AI開発のペースを調整すべきだとの議論が米国の技術競争力を低下させる可能性を重く見ており、AI投資とインフラ整備をさらに加速すべきだとの立場を明確にしている。
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