2019年12月9日、フランスのマクロン大統領(後方)とロシアのプーチン大統領(右)、ウクライナのゼレンスキー大統領(左)がパリのエリゼ宮で開かれた会談に出席した。この会談でプーチン大統領はウクライナとの和解局面を完全に覆して過去の状況に戻した。[EPA=聯合ニュース]
◆高官を乗せた列車が通過すると空襲…ポーランド国境2キロ手前
13日(現地時間)のフィナンシャル・タイムズ(FT)など海外メディアによると、この日、ロシアのドローンがポーランドとの国境に近いウクライナのヤホディン駅に停車していた列車を攻撃した。ボリス・ジョンソン元英国首相、カール・ビルト元スウェーデン首相、欧州の安全保障関係者らが乗った別の列車が同じ路線を通過した直後、ポーランド国境からわずか2キロ離れた地点が攻撃されたのだ。彼らはウクライナの首都キーウで開かれた年次安全保障会議に出席した後、ポーランド行きのチャーター列車を利用している途中だった。
ウクライナ鉄道は「攻撃の脅威に応じて運行日程を随時調整し、外交使節団の列車が予定より早く出発した」とし「ロシアのドローンの実際の標的がこの列車だった可能性がある」と明らかにした。ウクライナ空軍によると、ロシアは12日夜から13日未明にかけて453機のドローンで攻撃し、ウクライナ全土で少なくとも6人が死亡し、43人が負傷した。
別の列車に乗っていたデビッド・ペトレイアス元米中央情報局(CIA)長官はヤホディン駅周辺から避難した。ペトレイアス元長官は今回の攻撃について「ウクライナの民間人に恐怖を植え付け、ウクライナ訪問を検討している人たちを脅す意図があるようだ」と推測した。一方、ロシアは欧州に軍需物資を輸送するウクライナ西部の鉄道網を攻撃したものであり、西側の高官を狙ったという疑惑を否定した。
その後、欧州連合(EU)・北大西洋条約機構(NATO)の加盟国ポーランドは軍用機を緊急発進させ、非常安全保障会議を開いた。トゥスク首相は「情報機関を通じて、ロシアがウクライナとの国境通過地点をかく乱したり破壊したりしようとしているという情報を事前に入手していた」とし「こうした攻勢の強化が我々の領土にも影響を及ぼす可能性を排除できない」と懸念を示した。ウクライナのシビハ外相は「プーチンのテロがEUとNATOの扉をたたいている」と話した。
◆ゼレンスキー大統領にも脅威…欧州内部ではロシアの破壊工作を公式化
5日前の8日には、ウクライナのゼレンスキー大統領の出国がロシアのドローンによって阻まれた。ゼレンスキー大統領がモルドバの首都キシナウからノルウェーに向かおうとした際、ロシアのドローンがモルドバの領空に侵入した。ノルウェーのストーレ首相は「ゼレンスキー大統領の航空機が離陸しようとした際、ドローンに衝突されそうになった」と説明した。当時、ドローンはNATO加盟国ルーマニアの領空にも侵入した。
欧州内部では秘密裏の破壊工作も続いている。ドイツ政府はライプチヒ・ハレ空港で先月4日に発生した、爆発物を搭載したドローンによる攻撃未遂をロシアによるものと結論付けた。民間貨物輸送とNATOの軍事支援の拠点であるこの空港にはウクライナの大型輸送機も配備されていた。ロシアは関与を否定した。
実際、欧州に向けた最近のロシアの激しい攻勢は数字でも明らかになっている。ウォールストリートジャーナル(WSJ)は、ウクライナの安全保障研究機関の集計を引用し、先月、欧州当局がロシアによるものと指摘した破壊工作などが20件に達したと報じた。これは2022年のロシアによる全面侵攻以降、月間ベースで最も多い。
ポーランド国境2キロ手前でロシアのドローン攻撃か…ハイブリッド戦に対応できない欧州(2)
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