12日に公開された報道用映像をキャプチャーしたこの航空写真には、イランの支援を受けたフーシ派反政府勢力がイエメンの港湾都市モカを掌握した後、損壊した港湾施設の様子が確認できる。ロイター=聯合ニュース
ブルームバーグはこの日、匿名の消息筋を引用し、サウジアラビアがホルムズ海峡を通じた原油輸出の拡大を試みていると報じた。ただ、サウジアラビアがホルムズ海峡を活用しようとしているのは、トランプ氏の主張通り米国がホルムズ海峡を統制して海峡通過が安全になったためではない。
イラン戦争によりホルムズ海峡を通じた原油輸送は急激に減少し、サウジアラビアはこれまで代替ルートとして紅海と陸上パイプラインを活用してきた。しかし紅海ルートはイランの支援を受けるイエメンを拠点とするフーシ派反政府勢力に事実上統制権が移り、11日にはパイプラインまでドローン攻撃を受けて稼働が中断された。
AP通信は「パイプラインの再稼働まで少なくとも数週間かかる」とし、「東西パイプラインを通じて原油を迂回輸出してきたサウジアラビアとしては、ホルムズを通じた輸出拡大を模索しなければならない状況になった」と指摘した。先月、サウジアラビアの原油輸出量全体は1日約300万バレルと、9年ぶりの低水準に落ち込んだ。ホルムズ海峡を活用しようとする戦略は、やむを得ない選択に近いという意味と解釈される。
ブルームバーグはしかし、こうした試みについても「イランによるホルムズ海峡封鎖が続く中、海峡を通過する原油タンカーの不足と、それに伴う運賃急騰も変数」と指摘した。ブルームバーグによると、イランの脅威の中、サウジアラビアの港から中国まで原油を輸送する費用が史上初めて1日約100万ドル(約1億5400万円)に迫っている状況だ。
◇「機雷を除去した」と言ったのに…機雷に衝突して爆発
サウジアラビアがホルムズ海峡を通じた原油輸送を試みようとする中、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)はこの日、「ホルムズ海峡南端の統制区域を通過しようとした超大型タンカーが機雷に衝突して爆発した」と主張した。
革命防衛隊は広報メディアのセパニュースを通じて発表した声明で「不法通航の危険性に対する事前警告を無視して区域への進入を試みていた海上登録番号9325336の超大型タンカー『EL GAIA』が機雷に衝突した」と明らかにした。欧州船舶情報システム(EQUASIS)によると、この船舶はパナマ船籍の2万8799トン級タンカーと把握されている。
革命防衛隊側は「消火の努力が水の泡となり、現在、原油タンカー全体が炎に包まれている状態」と伝えた。そのうえで「ホルムズ海峡は現在封鎖されており、我々の徹底した情報監視および統制下に置かれていることを断固として宣言する」と強調した。
ホルムズ海峡を通過していた船舶が機雷に衝突した可能性が指摘されているが、トランプ氏は「ホルムズ海峡の機雷はすでにすべて除去され、米国がホルムズ海峡を完全に統制している」との主張を繰り返している。この日、ロンドンICE先物取引所で11月渡しの北海ブレント原油先物は前日比1.02%高の1バレル=105.68ドルで取引を終えた。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で10月渡しの米国産標準油種WTI先物も1.34%高の1バレル=101.39ドルを記録した。
「陸路」まで遮断されたのに…トランプ氏「軽油急騰はウクライナのロシア攻撃のせい」(1)
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