ベトナム・中国国境貿易。写真はベトナム北部の国境都市ラオカイで入国許可を受けるために待機する中国のコンテナトラック。 [ロイター=聯合ニュース]
韓銀は13日に発表した「地政学的分断の中でグローバル経済連携はどう再編されているのか」と題した報告書で、このような内容を明らかにした。米国の統計によると、米中の商品貿易額は2022年の6903億ドルから昨年は4146億ドルへと39.9%減少したが、同じ期間、世界全体の貿易は増加した。これは米中対立が過去の冷戦のように世界経済を2つのブロックに分断したのではなく、米中間の直接貿易が第3国の生産網を経由する間接的なつながりに変化したことを意味する。
韓銀が国連(UN)総会の投票結果に基づいて分析したところ、2016~2024年の政治・安全保障分野における「地経学的整列指数」は米国側に平均0.44移動した。一方、経済・開発分野の「地経学的整列指数」は中国側に0.07移動した。特にベトナム、インド、メキシコなどの主要なコネクター国家は米国との政治・安全保障関係を強化する一方で、中国を中心とする生産網との経済的なつながりを維持、あるいはむしろ強化した。
ベトナムはこうした流れを最も鮮明に示している。対米貿易黒字は2017年の800億ドルから昨年は3500億ドルへと4倍以上に増えた。同じ期間、対中貿易赤字は300億ドルから3100億ドルへと10倍以上に膨らんだ。米国への輸出拡大と、中国からの中間財調達拡大が同時に進んだ。韓銀はこうした変化は単なる迂回輸出にとどまらず、現地生産の拡大と外国直接投資(FDI)の増加を伴ったと説明した。
韓国のサプライチェーンにおいてもベトナムの役割は大きくなった。韓国の対ベトナム輸出によって生み出された付加価値のうち、米国の最終需要につながる割合は2016年の11.1%から2022年には18.5%に上昇した。中国につながる割合も7.3%から13.9%に上昇した。韓国がベトナムの生産網を通じて米中という2大市場とのつながりを同時に強化したのである。
米国に向かう韓国の付加価値の経路も変化した。中国を経由する割合は10.7%から6.8%へと低下した一方、ベトナムなどASEAN5カ国を経由する割合は4.9%から8.3%へと上昇した。特に半導体・電子分野では、2022年のASEAN経由の割合が18.6%となり、中国経由の17.0%を上回った。中国とのつながりを断つ「脱中国」ではなく、サプライチェーンをASEANへ分散する動きに近い。
ただ、コネクター国家を通じたつながりが拡大するほど新たな脆弱性も生じる。米国が原産地規則や迂回輸出に対する調査を強化すれば、ASEANの生産網を経由して韓国内の企業にまで衝撃が波及する可能性があるからだ。韓銀調査局アジア太平洋経済チームのチョン・ソンヨン・チーム長は「コネクター国家を通じた緩衝効果を活用する一方、特定の生産拠点や経路への依存度を低下させる方向でサプライチェーンを多様化する必要がある」と述べた。
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