サウジの東西パイプラインを撮影した衛星写真[写真 AP=聯合ニュース]
サウジはイランのホルムズ海峡封鎖を迂回して代替輸送網を稼動してきたが、紅海につながるバブエルマンデブ海峡でフーシ派の波状攻撃に続き核心陸上輸送路である東西パイプラインまで攻撃される3重の圧力に直面した。
ロイター通信によると、10日にサウジのリヤドを狙ったドローン攻撃が発生し、核心パイプラインである東西パイプラインの稼動がこの日中断された。
東西パイプラインはアラビア半島を横断し、紅海沿岸のヤンブー港につながる約1200キロメートルの送油管だ。サウジはイランがホルムズ海峡を封鎖した後、1日約500万バレルの原油をこのルートで迂回輸送してきた。これは世界の原油供給量の4~5%に達する規模だ。
今回の攻撃に使われたドローンはイラクから発射されたことが明らかになった。イラク首相府は12日0時を過ぎた時刻にこのドローンが自国領土から発射された事実を確認したとし、これと関連して軍指揮官1人を解任したと発表した。
イラクはまた、イランとの国境隣接地域であるシャラムチェ国境検問所を閉鎖し攻撃の背後を追跡するための作戦に着手した。
サウジ外務省はイラク政府の要請により即時報復には出ないことにしたと明らかにした。
今回の事態でサウジ発の原油輸出はさらに深刻な支障をきたすことになりそうだ。海洋情報会社のケプラーによると。先月のサウジの原油輸出量は1日320万バレルにとどまっており、すでに13年来の低水準を記録している。これは戦争前の1日の輸出規模約700万バレルと比較すると半分にも満たない水準だ。
これに加え東西パイプラインまで遮断され、サウジの原油輸出余力はさらに萎縮するほかない状況だ。
今回の攻撃はイランの「抵抗の軸」の核心であるフーシ派が紅海入口のバブエルマンデブ海峡の主要要衝地をいち早く掌握する中で発生した。
サウジの送油管襲撃される…中東発の「エネルギー大乱」の懸念拡大(2)
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