11日(現地時間)、フィリピン・パラワン島沖で、救助隊員が火災で焼けた旅客船「MVジューン・アスター号」の船内に入っている。[ロイター=聯合ニュース]
11日(現地時間)のロイター通信などによると、フィリピン沿岸警備隊は9日夜、パラワン島北部のコロン付近の海上で発生した旅客船火災で、これまでに35人が死亡したと明らかにした。
事故直後に確認された死者は5人だったが、沿岸警備隊が焼けた旅客船の内部を捜索する過程で30人の遺体を収容した。火は前日に完全に消し止められたが、船内に煙が残っていたため捜索に時間がかかった。
沿岸警備隊は収容した遺体の身元を確認している。
旅客船の乗船者名簿には乗客117人と乗組員17人の計134人が記載されていた。ただ、名簿に名前があるものの実際には乗船していなかった2人を除くと、実際の乗船者は132人と推定される。沿岸警備隊が43人を救助したため、死者35人を除く54人が行方不明と推定される。
事故当時、旅客船はマニラ港地域のバセコを出発し、コロンに向かっていた。ある生存者は火がすぐに燃え広がり、背中にやけどを負った後、窓の外に飛び降りて脱出したと話した。
20歳の娘を捜しているリラ・ダコさんはAP通信に「娘が火がついたまま助けを求めていたのだと思うと胸が痛む」とし「旅客船の中で発見された遺体のうちどの遺体が私の娘なのか分からない」と語った。
約7000の島からなるフィリピンでは老朽船や安全規則の不遵守などで大規模な海難事故が繰り返し発生してきた。1987年には旅客船「ドニャ・パス号」がタンカーと衝突した後に沈没し、約4300人が死亡した。
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