北朝鮮の労働新聞は10日、北朝鮮政権樹立78周年を記念する国旗掲揚式と中央宣誓集会が9日、平壌(ピョンヤン)議事堂で開かれたと報じた。写真は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長がこの日の行事で演説する様子。労働新聞、ニュース1
労働新聞は10日、9・9節78周年を迎え、国旗掲揚式と中央宣誓集会が前日、平壌(ピョンヤン)議事堂で行われたと報じた。金委員長は演説で、全国の勤労者と人民軍将兵、海外同胞組織などに感謝のあいさつを伝えた後、「海外軍事作戦に参戦しているわが軍の指揮官、兵士にも特別な感謝と崇高なる敬意」を表した。
金委員長は続けて、住民の愛国心と労働・献身を通じて自分たちが追求する理想が現実のものとなっており、国家の地位と尊厳も高まったと主張した。ロシアへの派兵で少なくない人的被害が発生した状況で、派兵を国家的成果と愛国の象徴として掲げ、民心の離反を防ごうとする意図が根底にあるとの分析だ。
この日の行事では、金委員長と主要幹部が見守る中、人民軍名誉衛兵が国旗を掲揚した。金正恩時代に入って強調してきた「国家第一主義」を前面に掲げ、国家と体制への忠誠を引き出そうとする統治上の演出とみられる。
慶南(キョンナム)大学極東問題研究所のイム・ウルチュル教授は「北朝鮮で国旗は金正恩体制の尊厳、核強国の地位、党の革命業績と直接連動する象徴」とし、「国旗を尊重することは、すなわち最高指導者への忠誠につながる」と説明した。
金委員長を含む主要幹部は赤いスカーフを握ったまま、社会主義体制と政権への忠誠を誓う宣誓も行った。特に宣誓には「共和国憲法を徹底的に守護し、法的義務を厳格に履行する」という内容が盛り込まれた。
イム教授は「従来の首領に対する盲目的な忠誠を『国家と憲法、核保有国の地位』に対する忠誠へと転換し、対内的な結束と対外的な正統性を確保しようとする戦略とみられる」と指摘した。
金委員長は平壌議事堂で開かれた祝賀行事に招待された労力革新者(模範労働者)と功労者に会って激励し、記念写真も撮影した。北朝鮮は金日成(キム・イルソン)を内閣首班とする政権が樹立された1948年9月9日を「共和国創建日」に指定して記念している。
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