陳永承(チン・ヨンスン)合同参謀本部議長(右)とハビエル・ブランソン国連軍司令官・韓米連合軍司令官・在韓米軍司令官は9日、東部戦線のGPを訪問し、非武装地帯での作戦状況を確認した後、最前線の警戒作戦態勢を点検した。[写真 合同参謀本部]
合同参謀本部によると、陳永承(チン・ヨンスン)合同参謀本部議長とハビエル・ブランソン在韓米軍司令官兼国連軍司令官はこの日午後、東部戦線の最前線にある監視哨所(GP)と一般前哨(GOP)を訪れ、非武装地帯(DMZ)の作戦状況と警戒態勢を点検した。特にGPでは、北朝鮮軍による軍事境界線(MDL)付近での作業動向と、現地部隊の対応態勢を集中的に確認したと、合同参謀本部は明らかにした。
最近、東部戦線で北朝鮮軍によるMDL侵犯が繰り返されていることを念頭に置いた動きとみられる。北朝鮮軍は先月中旬以降、最前線で作業を進めながら何度もMDLを越え、韓国軍当局は最近、国連軍司令部に対して停戦協定違反に該当するかどうかの調査を要請した。
ブランソン司令官は「停戦協定は過去70年以上にわたり朝鮮半島の安定を維持してきた。こうした安定を継続するためには確固たる対応態勢がなければいけない」とし「きょう我々がここを共に訪れたのは、強固な米韓同盟と、韓国を防衛して朝鮮半島の平和と安定を守るという共同の意思を示すものだ」と述べた。
陳議長とブランソン司令官は韓米連合防衛態勢が強固に維持されていることを改めて確認し、変化する安全保障環境の中で抑止力を維持するために必要な能力と対応態勢、相互運用性を引き続き強化していくことで一致した。
両国の軍首脳部が前線部隊を共に訪問したのは、今年3月の「フリーダムシールド(FS)」演習期間中に白翎島(ペクリョンド)の海兵第6旅団を訪問して以来6カ月ぶり。陳議長は昨年10月の就任後、初めて現地を視察した際にもブランソン司令官と西部戦線のGP・GOPを訪問した。
軍関係者の間では今回の共同現地視察について、最近の韓米軍事協力をめぐる異常な兆候を意識した動きとの見方も出ている。両国の軍当局は先月18日、UFS合同演習の期間を当初の計画の半分に短縮した。トランプ米大統領がソーシャルメディア(SNS)を通じて「国防長官に合同演習の縮小を指示した」と明らかにしてからわずか2日後のことだった。7月30日には、韓米軍当局間の意思疎通が不十分だったため、韓国軍の前線部隊が米軍の無人機を未確認飛行物体と誤認する事態も生じた。
このように合同軍事演習の縮小に加えて現場での意思疎通問題までが重なり、韓米軍事協力への懸念が高まっている状況で、両国の軍首脳が最前線に並んで立ったこと自体が対北朝鮮抑止と同盟の結束を同時に狙ったメッセージとの分析が出ている。
合同参謀本部の関係者は「GP・GOP部隊に対する共同現地確認は、MDL周辺での敵の挑発を抑止し、軍事的な対応態勢を点検するため」と説明した。
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