先月31日、ソウル市内の大型マートにイカが並べられている。[写真 ニュース1]
猛暑と高水温が「ニューノーマル」として定着する中、地域の水産物祭りも存続を心配する状況を迎えている。イカも漁獲量が大きく落ち込んでいる魚種だ。国立水産科学院の集計によると、今年1~7月の全国のスルメイカの漁獲量は6029トンと、前年同期(1万1216トン)の半分ほどだった。
慶尚北道鬱陵郡(ウルルングン)は今年のイカ祭りを例年の8月から7月に前倒しして開催した。イカが少しでも多く獲れる時期に祭りの日程を変更した事例だ。イカだけで観光客を呼び込むのが難しくなったため、イカ漁船への乗船体験や星座観察など文化・体験イベントの比重も拡大した。
イカの代表的な産地、江原道の東海岸では開かれていない祭りも多い。20年以上続いた束草長沙(ソクチョ・チャンサ)港の「イカ素手捕り祭り」は漁獲量の減少により2020年以降開催されていない。2019年に台風で中止になった江陵注文津(カンルン・チュムンジン)イカ祭りもその後は再開されず、東海墨湖(トンヘ・モクホ)港イカ祭りも中断した状態だ。
江原道の関係者は「水温の上昇でスルメイカの魚群が北上し、沿岸流入規模が大幅に減少した」とし「当面、イカの漁獲量は全般的に低調な水準が続くとみられる」と話した。
慶尚南道では昌原(チャンウォン)を代表する春の祭り「鎮洞(チンドン)ミルガイ祭り」がミルガイの生産量減少により3年連続で開催されていない。高水温や貧酸素水塊などの影響で慶尚南道地域のミルガイの生産量が急減したからだ。忠清南道洪城南塘(ホンソン・ナムダン)港のトリガイ祭りも水産物不足を受け、昨年は「トリガイ・水産物祭り」に名称を変更してトリガイのほかイイダコ、ヒラメ、ボラなども取り入れた。
政府と関係機関は対応策を講じている。国立水産科学院は気候変動に伴う主要魚種の分布変化を分析し、漁獲量などを予測できるようにする研究を進めている。海洋水産部の関係者は「気候変動の影響を大きく受ける業種を中心に、漁船を減らすなど構造改善を進めている」とし「禁漁期など資源保護のための規制は維持する一方、漁具・漁法に関する規制を合理化することを推進している」と話した。
気候変動の余波で水産物関連祭りが危機…韓国政府、規制緩和と構造改善など対策(1)
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