コノシロ祭りが開かれた釜山江西区の鳴旨(ミョンジ)市場 ソン・ボングン記者
◆「コノシロが家出した」釜山鳴旨市場の懸念
「9月になればコノシロ漁が良くなると期待していたが、いまだに捕れない」。釜山江西区の鳴旨市場商人会の関係者は8日、電話取材で「祭りに必要なコノシロの量をどうにか確保した」と話しながら、このように語った。
鳴旨市場ではこの日から3日間「鳴旨市場コノシロ祭り」が開かれる。洛東江(ナクドンガン)の河口と南海が合流する鳴旨沖はプランクトンが豊富で、コノシロの産地として有名だ。産卵期の禁漁期(4~7月)が終わった後のコノシロは産卵を終えると脂が乗り、香ばしい味が強まる。
2000年代初めから毎年8~9月に開かれてきた鳴旨市場コノシロ祭りは刺し身や焼き物の試食、割引販売、無料試食会などを目玉とて、地域を代表する秋の食祭りとして定着した。
しかしここ数年、市場の商人は祭りに使うコノシロの確保に奔走している。海水温が上昇し、例年より漁獲量が減少しているからだ。国立水産科学院によると、コノシロは水温22~24度で最も活発に生息する。27度まで耐えられるが、今年の夏は一部の海域で30度前後の高水温が続いたことで魚群が分散し、漁獲量も落ち込んだという。
水産科学院の集計によると、今年1~7月の全国のコノシロ漁獲量は2117トンと、「最悪の高水温」と評価された2024年の同時期(2486トン)よりも少なかった。漁獲量が期待に及ばない中、コノシロを扱う商人の間では「嫁の代わりにコノシロが家を出ていった」という声まで聞こえる。江西区の関係者は「年々コノシロの確保が難しくなっているため、食だけでなく文化・体験イベントなどの補完策についても商人たちと話し合っている」と伝えた。
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