8日(現地時間)、英国で航空管制システムの問題による大規模な運航支障が発生する中、ロンドン西部のヒースロー空港第3ターミナルで、遅延に見舞われた乗客が手荷物を持って列に並んで待っている。AFP=聯合ニュース
8日(現地時間)の英国メディアによると、この日、NATSの中核となる飛行データ処理システムに原因不明の不具合が発生し、欧州で最も利用者が多いロンドン・ヒースロー空港をはじめ、ガトウィック、マンチェスター、バーミンガムなど英国のほとんどの主要空港で運航に大きな支障が出た。
システムの麻痺(まひ)により空港で航空機の離陸が制限され、着陸も相次いで遅延する事態となった。
これに伴い、スコットランドやアイルランドをはじめ、海外から英国に向かう予定だった航空便が出発地で遅延したり、ベルギー・ブリュッセル、オランダ・アムステルダム、フランス・パリなど欧州の近隣国の空港に目的地を変更したりするケースが相次いだ。
今回の事態で航空各社の運航スケジュールは完全に麻痺した。
欧州最大の格安航空会社(LCC)「ライアンエアー(Ryanair)」は、英国の複数の空港で最大8時間の遅延が発生し、乗客約6万5000人が影響を受けたと明らかにした。
イージージェット(easyJet)は200便以上、英国のフラッグキャリアであるブリティッシュ・エアウェイズ(BA)も100便以上を欠航した。
航空機と乗務員の配置が乱れたことで、影響は数日間続くとみられる。
NATSは緊急復旧作業を経て、事故当日の午後7時34分ごろにシステムが正常化したと公式発表したが、累積した連鎖的な遅延のため、現場の混乱は夜遅くまで続いた。
NATSのマーティン・ロルフ最高経営責任者(CEO)はシステム管理の責任を認め、原因究明に向けた全面的な調査に着手すると明らかにした。ハイディ・アレクサンダー英運輸相も確実な再発防止策を講じるよう求めた。
一方、航空業界は管制当局で繰り返されるシステム障害に不満を募らせている。
NATSは2023年8月にも飛行計画処理ソフトウェアの不具合により1600便以上が欠航し、70万人以上の乗客が影響を受ける大混乱を引き起こしたことがある。
ライアンエアーのニール・マクマホン最高執行責任者(COO)は「2023年の事態から3年が過ぎたにもかかわらず、何も改善されていない」とし、NATSトップの辞任と政府レベルでの強力な介入を求めた。
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