ホルムズ海峡。AFP=聯合ニュース
イラン国営放送も米軍による攻撃の事実を報じた。米軍戦力がイラン南部ジャスク港付近とペルシャ湾のカーグ島付近でイランのタンカーを攻撃したと明らかにした。ジャスク港付近では最初のタンカーが攻撃を受けた後、さらに爆発音が聞こえ、その後2隻目のタンカーへの攻撃も確認されたと伝えた。
これに先立ち米国は、イランが米空母と駆逐艦をミサイルで狙ったことを受け、5日にイランのタンカー3隻を攻撃したと明らかにした。2隻に対して3隻という非対称の報復をした格好だが、イランはその2日後に別の米軍艦を狙った。イランは米国によるタンカー攻撃後に対抗措置を予告し、ホルムズ海峡を通過しようとする船舶に適用する新たな「通航禁止区域」も発表すると明らかにした。
イランのミサイル攻撃で実際に被害を受けた米軍艦はなかったとWSJは伝えた。米中央軍はイランによる5日の攻撃とは異なり、7日の追加攻撃については公表しなかった。2回目の攻撃で標的となった艦艇やミサイルの種類、迎撃の有無なども確認されていない。中央軍はこの日の報復攻撃についても公式の立場を明らかにしていない。
イランが最近相次いで米海軍の戦力を攻撃しようとしていることに関連し、イラン政府がより精巧な先端兵器を投入しているか、中国またはロシアの支援を受けているのではないかとの警戒感が高まっていると、当局者らはWSJに伝えた。
イランは米軍艦を狙うため、先端機能を備えた新型ミサイルを使用していると主張した。兵器分析家らは、該当ミサイルに映像で移動する標的を追跡してミサイルを誘導できる電子光学シーカー(electro-optical seeker)が搭載されている可能性を指摘している。
ただ、新型ミサイルがあっても、攻撃開始時点でまずイランが米軍艦のおおよその位置を把握していなければならない。このため、中国とロシアがイランに米軍艦の位置追跡情報を提供しているのではないかとの疑念が強まっていると、当局者らはWSJに語った。
これに先立ち、イラン・イスラム革命防衛隊(IRGC)はこの日、ホルムズ海峡で米軍の最新型無人潜水艦を拿捕したとして、潜水艦の実物まで公開した。
イラン国営IRNA通信などによると、革命防衛隊海軍は声明を通じ、「きょう午前、複合的な情報・軍事作戦を通じてホルムズ海峡の入り口で米テロリスト軍所有の最先端スマート無人潜水艦1隻を拿捕した」と発表した。革命防衛隊はこの潜水艦について「水中分野の最新技術を搭載しており、当初2025年に米テロリスト軍の艦隊に引き渡される予定だった装備」と説明した。
革命防衛隊系メディアのセパニュースは、拿捕された潜水艦が米防衛技術企業アンドゥリル・インダストリーズが開発した自律型無人潜水艇「ダイブLD(Dive-LD)」だと具体的に報じた。ダイブLDは全長約5.8メートル、重さ3トン規模で、深海で最長10日間の独自作戦遂行が可能だ。メーカーの諸元上、最大水深6000メートルまで潜航でき、3Dプリンティング部品とモジュール設計を採用し、さまざまなセンサーや任務装備を迅速に着脱できるのが特徴だ。
革命防衛隊の報道官は「最先端の米無人潜水艦『ドーン・ハンター(Dawn Hunter)』でさえ、ホルムズ海峡に構築されたわれわれの多層監視網を回避する技術は備えていなかった」と論評した。
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