『オープンMMO』のプレー画面。[写真 オープンMMO キャプチャー]
--なぜ再びゲームを作っているのか。
「家で休みながら趣味でゲームのコーディングをしていたが、AIが面倒で難しいことをすべて代わりにやってくれた。昔は頭を抱えながら一人でやらなければならなかったことをAIが解決してくれるので、一人でもやれそうだった」
--何を作っているのか。
「ゲームの中を歩き回り、ダンジョンに入ってアイテムを手に入れるなど、初期の『リネージュ』に似た感じのMMORPGだ。一つ違うのは、NPC(Non Player Character・コンピューターが操作するキャラクター)がAIだという点だ。ゲームの中には本物の人間とNPCが混在しているが、プレーする人にはどのキャラクターがAIなのか分からない。尋ねると、みんな自分は人間だと言い張るからだ」
--AIは使えるのか。
「一部ではAIを統計的・確率的なオウムだと言うが、そうではない。AIは考えることも理解することもでき、計画も上手に立てる。サーバー、クライアントなど自分の専門分野しか知らない開発者とは違い、あらゆる分野を偏りなくよく知っている」
--短所は。
「グラフィックの面では商用レベルの成果物を作ることはできない。また、話が長く、針小棒大に語る傾向がある。無視してもいいことを非常に長々と掘り下げることもある」
--AIがさらに発展すれば開発者はどうなるのか。
「AIのおかげで楽になったことがある。これまではゲームを開発する際、『単純作業的な』コードもすべて人が作らなければならなかったが、そうした部分を代わりにやってくれる。ゲーム開発の速度は10倍、20倍と速くなるだろう。ただ、その過程で新人開発者は多くの苦労をすることになる。短期的な利益で考えれば、AIのほうが新人プログラマーよりコードをうまく書くため、あえて新人を採用する理由がない」
--どうすべきか。
「社会的な合意と対策が必要だ。時間が経てばAIがさらにうまくできるようになるのは明らかだ。人間には能力を伸ばす速度に生物学的な限界がある。睡眠も取らなければならず、10~20年勉強もしなければならない。AIにはすぐに使える能力が備わっているではないか。そういう面で多くの社会問題が生じる可能性がある」
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