2日(現地時間)、米マサチューセッツ州プリマス郡上級裁判所でリンジー・クランシー被告の殺人容疑をめぐる裁判の陪審員評議が行われる中、裁判所の外でデモ参加者が第1級殺人での有罪評決を求めている。AFP=聯合ニュース
陪審員団は先週、評議に入った後、複数回にわたり意見を一つにまとめることができていないと裁判所に伝えた。
陪審員団内部の対立が表面化する場面もあった。審理無効が宣言される前日、陪審員代表は、陪審員の1人が有罪判断に必要な「合理的な疑いの余地がない程度の立証」という法的基準に従っていないと裁判所に伝えた。
クランシー被告側は当該陪審員を外すよう求めたが、判事は受け入れなかった。
陪審員団は翌日も意見の隔たりを埋めることができず、結局、裁判所は審理無効を宣言した。
検察側はクランシー被告を再び裁判にかけるかどうか、直ちには決定しないと明らかにした。検察側は「この事件は最初から今まで、あの美しい子どもたちのために正義を実現する問題だった」と述べた。
クランシー被告の元夫パトリック・クランシーさんは、元妻の行動が精神疾患に起因したものだと信じているとの立場を明らかにしてきた。パトリックさんはこれに先立ち、メディアとのインタビューでクランシー被告を許したと話したこともある。
◇トランプ氏「精神病院であれ刑務所であれ、代償はある」
今回の事件は、母親が幼い3人の子どもを殺害したという衝撃的な内容に、被告の産後精神病の問題が重なり、全米の関心を集めた。
裁判を機に、産後の精神疾患への関心も高まった。産婦の精神的健康問題に医療システムがどのように対応すべきか、また深刻な精神疾患の状態で犯した犯罪について、どこまで刑事責任を問うべきかをめぐる議論も続いた。
裁判期間中、裁判所前ではクランシー被告を支持する集会も開かれた。産後うつや不安などを経験した女性を中心に数百人が集まり、「彼女には助けが必要だった」と書かれたプラカードを掲げた。
陪審員団が最後まで結論を出せなかったことを受け、ドナルド・トランプ大統領も事件について言及した。
トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスで記者から裁判を見ていたかと尋ねられると、「テレビであまりにも多く取り上げられていたので、見ないようにしても無理だった」とし、「彼女(クランシー被告)は恐ろしいことをした。これ以上悪いことはない」と述べた。
続けて「(クランシー被告が)どのような代償を払うことになるか分かるだろうし、代償はある」とし、「精神病院か刑務所、あるいは何か別のものになるだろう」と述べた。
5歳・3歳・生後8カ月の子どもを殺害した米国の36歳母親…結局、有罪・無罪の結論出ず(1)
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