コリアカップ優勝馬のディクテオン。昨年に続き2年連続で頂点に立った。 [写真 韓国馬事会]
6日、京畿道果川(クァチョン)のレッツランパークソウルで行われた第8回コリアカップ(G2・1800メートル)と第8回コリアスプリント(G2・1200メートル)では日本馬が両レースで1、2位を並んで独占した。韓国馬は両レースとも3位に終わった。
◆ディクテオンが2連覇……サンデーファンデーと「ワンツーパンチ」
この日のメインイベントのコリアカップは日本のディフェンディングチャンピオン「ディクテオン(日本、8歳)」の円熟味が光る舞台となった。昨年、果川のダートコースを爆発的なスピードで駆け抜けたディクテオンは今回も最後の直線で強烈な追い込みを見せ、1分51秒7のタイムで1位でゴールラインを通過し、大会2連覇を達成した。
序盤から速いペースで走った「サンデーファンデー(日本、6歳)」は1分52秒8で2位となった。先頭でレースを主導したサンデーファンデーと、後方でタイミングを計りながら追い込むディクテオンの間で、韓国馬は勝負をかけることができなかった。
韓国は2019年のムンハクチーフ、2022年のウィナーズマンによる優勝の栄光を取り戻すため、通算連対率72.7%を誇る現役最強馬「クリーンワン」(5位・1分55秒8)を送り込んだが、期待には及ばなかった。名馬バイアンの血を受け継ぐ3歳の新鋭「ファニーワイルド」(4位・1分55秒6)と、ホームアドバンテージを狙った「ウォンピョンストーム」(8位・1分58秒1)も、経験豊富な日本勢を上回るには力不足だった。韓国は伏兵「アメージングカン」が1分54秒7でゴールラインを通過して3位に入ったことで全滅を免れた。これを受け、コリアカップは2023年から4年連続で日本馬がトロフィーを独占することになった。
◆70秒の戦いも日本馬が勝利
1200メートルのダートコースを全力疾走する「70秒の勝負」、コリアスプリントでも日本馬のスピードが際立った。最近連勝中の「ドラゴンウェルズ(日本、5歳)」が1分10秒7のタイムで優勝した。続いて日本の「アメリカンステージ」が1分11秒0で2位に入った。
注目を集めていたタイトル防衛戦とライバル対決はあっけなく期待を裏切る結果となった。昨年のチャンピオン「セルフインプルーブメント(香港)」と、当時コンビを組んだジェリー・チャウ騎手が手綱を握った「ビューティーウェイブズ(香港)」による再戦構図は、日本馬の序盤からの圧倒的なスピードに押された。
韓国短距離界のプライド「ヴィンチェロカヴァロ(ソウル、5歳)」はチェ・ボムヒョン騎手と組んで内側に入り込む持ち味の瞬発力で先頭集団を猛追したが、1分11秒7で3位に終わった。世界ランキング1位の経験馬ニックスゴーの初産駒「ニックスゴーウォン」と、追い込みに勝負を懸けた「ウィナークリーア」も、上位に入ることができなかった。
国際G2への昇格後さらに格が上がった舞台で行われた今大会は韓国競馬の現状を冷静に見つめ直すきっかけとなった。韓国は国内最高レベルの戦力を総動員したものの、中長距離、短距離ともに日本競馬の厚い選手層ならぬ競走馬層と緻密なレース運営能力を越えることができなかった。
韓国馬事会の関係者は「海外トップクラスの競走馬との実力差を改めて実感した」とし「国産馬の血統改良とレース運営戦略、育成システム全般を再整備し、国際競争力を高める契機にしたい」と語った。
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