先月25日、イエメンのサヌアで開かれたマウリド(預言者ムハンマド生誕祭)記念集会でフーシ派の支持者がスローガンを叫んでいる。[AP=聯合ニュース]
これは近年のイエメン内戦で発生した単一の地上戦では最大規模の人的被害。AFP通信や新華社通信などの海外メディアによると、3日から始まった双方の激しい攻防で少なくとも129人が死亡した。
当初集計された死者は81人だったが、前線に兵力や装甲車などの軍事装備が大量に追加投入されたことで死傷者が急増した。
イエメン政府軍は自軍の戦死者を66人と明らかにした。フーシ派側も少なくとも62人が死亡したという。武力衝突の過程で民間人1人も死亡した。
今回の大規模な流血事態は、世界の原油や天然ガスがスエズ運河に向かう重要な要衝バブ・エル・マンデブ海峡の近くにフーシ派が進軍を開始したことで生じた。
この海峡は紅海とアデン湾を結ぶ世界海上輸送における要衝だ。米国とイランの対立などでホルムズ海峡が封鎖されている状況で、ここまでが機能しなくなる場合、世界のエネルギー供給網や海上物流への支障が避けられない。
反政府勢力による今回の攻撃は、今年7月に発生したサヌア国際空港空爆事件の延長線上にある。
当時、イエメン政府軍はイラン航空機の着陸を阻止するため空爆を実施したと明らかにした。これに対しフーシ派は背後にサウジアラビアがいると指摘し、停戦の破棄を宣言した。
その後、フーシ派はサウジアラビア関連の船舶を攻撃して海上封鎖に入り、今回の大規模な進軍につながった。
2014年の内戦勃発以降、首都サヌアをはじめとする北部地域を事実上支配してきたフーシ派は、弾道ミサイルや自爆型ドローンなど強力な火力を備えている。
南部のアデンに暫定首都を置くイエメン政府軍と反政府勢力の戦闘がまた全面戦争の様相に向かう中、小康状態だったイエメン内戦だけでなく中東全体の戦雲も色濃くなっている。
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