イ・チャンドン監督(中央)が、24年ぶりに金獅子賞に挑む。写真は先月25日、映画『可能な愛』(英題『Possible Love』)の製作発表会に俳優たちと出席した際の様子。[聯合ニュース]
イ監督の7作目の長編映画であり、初のNetflixオリジナル映画でもある『可能な愛』は、6日午後、現地でワールドプレミアとして上映される予定だ。『ペパーミント・キャンディー』(2000年)と『オアシス』のソル・ギョング、『シークレット・サンシャイン』(2007年)のチョン・ドヨンが、それぞれ解雇された労働者とその妻を演じ、イ・チャンドン作品に復帰した。夫婦は、解雇された労働者を取材するドキュメンタリー監督(チョ・ヨジョン)とその夫(チョ・インソン)とともに出かけた夏の休暇中、思わぬ事態に巻き込まれる。イ監督は、主演俳優4人とともにレッドカーペットを歩く予定だ。
一方、今年のコンペティション部門では、オープニング作品となるダニー・ボイル監督の『インク』、ヴェルナー・ヘルツォーク監督の『バッキング・ファスタード』、ナンニ・モレッティ監督の『イット・ウィル・ハプン・トゥナイト』、マーティン・マクドナー監督の『ワイルド・ホース・ナイン』など、巨匠たちの新作が『可能な愛』と金獅子賞を競う。バラエティーなどの海外メディアは、ルパート・マードックがメディア王にのし上がった過程を暴いた『インク』をはじめ、今年の上映作品では戦争、パレスチナ、移民、労働、気候変動などの政治的テーマが際立っていると分析した。
今年5月のカンヌ国際映画祭でコンペティション部門に3作品が選出された日本は、ベネチア国際映画祭でも強さを見せた。是枝裕和、塚本晋也の両監督がコンペティション部門に招待された。
今年のコンペティション部門の審査員長は、米国の俳優兼監督マギー・ジレンホールが務める。香港のジョニー・トー(杜琪峯)監督ら審査員とともに受賞作を選ぶ。
このほか、実験的で斬新な作品を紹介するオリゾンティ部門では、韓国系米国人のシャノン・リー監督が、道教の神話を描いたアニメーション『ラクダの頭』で短編コンペティション部門に選出された。第83回ベネチア国際映画祭は12日まで開催される。
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