27日(現地時間)、ネパールのヌワコット郡トリシュリで発生した突発的な洪水の後、泥に覆われた住宅の様子がドローンで撮影された。[ロイター=聯合ニュース]
31日(現地時間)、ネパールと中国の当局によると、これまでに少なくとも919人が死亡し、行方不明者は4790人を超えた。特に水力発電事業所の被害が大きい。約6カ所の水力発電所で作業員933人がトンネル内に取り残されており、ラスワ郡のアッパー・トリシュリ水力発電所だけでも、最大350人が閉じ込められている可能性がある。トリシュリ3A水力発電所では前日、トンネル上部に4カ所の穴を開けて内部への進入に成功し、取り残された人々の位置や状況を確認している。しかし、ネパール軍のラジャ・ラム・バスネット報道官はロイター通信に対し、「膨大な量のがれきが堆積しており、トンネルを開放するのは非常に困難だ」と語った。
ネパールでは、軍や警察、ボランティアなど約2万1000人が捜索・救助活動に当たっている。中国も約2100人の救助要員を投入した。
こうした中、ネパールと中国の災害情報共有をめぐる問題も浮上した。先月30日のロイター通信によると、両国は今年5月、洪水や氷河災害への対応に向けた協力策について協議したものの、ネパール側は、その後、中国から得た情報が期待に及ばなかったと主張した。これに対し、中国側は主要な情報を「適時に伝えた」との立場を示している。米シンクタンク、スティムソン・センターのオースティン・ロード上級研究員は、「両国の間には適切な体制が整っていない」と指摘した。一方で、氷河崩壊の観測例が少なかった地域であることから、「両国の協力不足がネパール側の対応に大きな影響を与えたわけではない」との見方も示した。
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