米シカゴ・ホワイトソックスがXに、応援グッズを教皇に伝達した写真を掲載した。[X キャプチャー]
ホワイトソックスは28日、公式SNSのXを通じて「ホワイトソックスの教皇帽が正式にバチカン入りした」とし、教皇レオ14世の写真を公開した。教皇はシカゴ出身のトム・マッカーシー神父の隣で応援用の教皇帽を手に持ち、笑顔を見せている。米イリノイ州シカゴ南部のドルトン出身で、本名がロバート・フランシス・プレボストである教皇は、幼い頃からホワイトソックスのファンだったという。
昨年5月にレオ14世がカトリック教会の最高指導者に選出されて以降、ホワイトソックスは教皇との特別な縁を積極的に活用している。教皇の名前が入ったユニフォームや帽子を贈るのはもちろん、ホーム球場には教皇の壁画を制作し、教皇を記念するミサも開催した。今年6月には2005年のワールドシリーズ優勝当時の捕手A・J・ピアジンスキーが第1戦の最後のアウトをつかんだ野球ボールを教皇に献上した。教皇は21年前、この試合を現地で観戦していた。球団はその座席の周辺を教皇の姿が描かれたグラフィックで飾った。「教皇帽の日」のイベントが行われた12日の試合には3万8113人が球場を訪れるほど、ファンの反応も熱かった。
成績も好調だ。11日の「教皇帽の日」の試合以降、11勝7敗と勢いに乗っている。2024年と25年には2年連続でアメリカンリーグ中地区の最下位だったが、今季は72勝63敗でアメリカンリーグ中地区の首位だ。ホワイトソックスは30日に行われたミネソタ・ツインズとの遠征試合でも3―2で勝利し、4連勝となった。
教皇がスポーツを通じて信者と意思疎通する事例は今回が初めてでない。全世界14億人の信者を代表する宗教指導者として中立を守らなければならず、特定の国やチームを公開的に応援することはないが、バチカンを訪問したスポーツスターや球団からユニホームなどを贈られることは珍しくない。
フランシスコ教皇はアルゼンチンのクラブチーム、サン・ロレンソの会員として活動した。サン・ロレンソは、貧しい子どもがサッカーをできるよう、教会の裏庭を開放したことが始まりとなったチームだ。教皇ヨハネ・パウロ2世は学生時代にサッカー選手として活躍し、教皇になった後もサッカー中継を好んで観戦した。自ら辞任したベネディクト16世とその後を継いだフランシスコ教皇の実話を基にした映画『2人のローマ教皇』には、サッカーを題材に2人が冗談を交わす場面も登場する。
この記事を読んで…