中国で白菜の新鮮度を維持しようと「発がん物質」を使用し、問題になった場面 [中国インターネットブロガー映像キャプチャー]
30日、中国メディアの澎湃新聞などによると、中国の公安機関は河北省張家口市康保県で発生したホルムアルデヒド白菜事件に関連し、容疑者3人を刑事拘留して捜査を進めている。
中国では一部の白菜買い付け業者が長距離輸送の過程で鮮度を2~3日ほど長く保つため、白菜をホルムアルデヒド溶液に浸けていた事実が確認され、波紋が広がった。
こうした内容は中国のあるブロガーが今月22日、動画を載せて暴露した。動画には、業者が白菜をトラックに積み込む前、一つずつ根元の部分をホルムアルデヒドとみられる液体が入った容器に浸けて取り出す場面があった。
その後、当局は事実関係の確認に入り、問題となった白菜の流通経路を追跡した結果、江蘇省と安徽省に送られていたことが分かった。
中国の地方政府が複数の市場で実施したサンプル検査ではホルムアルデヒドの残留物はほとんど検出されなかった。ただ、問題となった白菜と検査用サンプルが同じものかどうかは確認されていない。
今回の事態で問題が拡大すると、中国当局は各地方政府に対し、白菜などの生鮮農産物を対象に特別点検を実施するとともに、違法な保存料の使用を厳しく取り締まるよう指示した。
ホルムアルデヒドは刺激性の強い無色の化学物質で、水溶液は「ホルマリン」と呼ばれる。世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は、ホルムアルデヒドを人にがんを起こすおそれがある「グループ1」の発がん性物質に分類している。
この記事を読んで…