徒歩旅行者らが26日、済州市翰林邑(チェジュシ・ハンリムウプ)で、長期間行方不明になっていたチャンさんの遺体が発見されたヤシ農園のそばを通っている。[聯合ニュース]
済州道は30日、「チャンさんの死亡の経緯を巡る怪情報がSNSなどを通じて広がり、安全な地域というイメージが損なわれることが懸念される」と明らかにした。5月12日に行方不明になったチャンさんが、104日後に遺体で発見されて以降、SNSを中心に他殺説などのうわさが広がっているためだ。SNSでは、「チャンさんの遺体が見つかったヤシの木は、幹が細く弱いうえ随所にとげもあり、人が登ったりひもを結んだりするのが難しい構造だ」として、他殺説や犯罪に巻き込まれたとの説などが飛び交っている。
観光客からも、安全を懸念する声が上がっている。済州道観光協会によると、チャンさんの遺体が発見された翌日の25日に済州島を訪れた韓国国内からの観光客は3万3111人で、前年同期より11.8%減少した。続いて26日は3万3960人(−2%)、27日は3万3421人(−6.8%)、28日は3万3129人(−5.7%)、29日は3万1185人(−13%)となった。済州島の観光業界は、「今年は国内線の供給座席数が前年より37万席も減少しているため、観光客の減少を行方不明事件の影響だと断定するのは難しいが、状況を注視している」と話した。
警察は、チャンさんの行方不明事件が不正に終結処理された問題に関連し、警察内部の指揮・監督体制について捜査に着手した。P警長(巡査長に相当)が事件を不正に終結処理した後も、上司が112指令室のシステムなどを通じて承認していた事実が確認されるなど、指揮系統上の問題が明らかになったためだ。警察は今週初めにP警長を検察に送致する方針だ。済州地検は、P警長による不正な終結処理がほかにもあった可能性や、警察の決裁担当者らによる職務放棄の可能性などを調べている。
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