大洪水が襲った後、ネパール・ヌワコット地域のトリシュリ川一帯の建物や施設が厚い泥に覆われている様子を27日(現地時間)、無人機(ドローン)が捉えた。前日、ネパールと中国の国境付近の標高約5200メートル地点で大規模な氷河と岩石が崩れ落ち、洪水が発生した。[ロイター=聯合ニュース]
ネパールに急派された韓国南東発電のユン・ジャンヒョン新成長本部長は27日、「(水力発電所の)工事進捗率は84%だったが、上部施設は90%以上が消失したとみられ、建設作業員が滞在していたベースキャンプも90%が消失したと予想される」とし、「地下発電所は埋没していないと承知している」と話した。
韓国人社会の不安も高まっている。ネパール韓人会のチャ・スンウォン会長は26日、中央日報との電話で「大使館とともに状況を把握しているが、水害地域の通信網がすべて壊れ、道路も寸断されているため、情報を把握するのが難しい」と明らかにした。
チャ会長は「ネパールに在外登録を申請した韓国人は約650人だが、(洪水が発生した)ラスワ地域にはいない」とし、「登山に来た観光客が多くいたとはみられず、現在までのところ水力発電所の被害が最も大きいようだ」と推定した。
チャ会長は「水が氾濫したボテコシ川地域は中国チベットとの国境付近」とし、「過去にも洪水が数回発生した場所」と話した。付近の山岳地帯で登山経験があるAさんも「高山地帯のチベットとつながる川が数本しかないうえ、ボテコシ川付近は地盤が軟弱でさらに危険だ」とし、「最近は洪水・土砂崩れ・氷河湖決壊など大型災害の頻度が増えている」と話した。
オンラインのトレッキングコミュニティでも不安が続いている。現在ネパールにいるというBさんはこの日午前5時40分ごろ、コミュニティに「当初は今日からネパールのアンナプルナ・ベースキャンプ(ABC)トレッキングコースに行こうと思っていた」とし、「洪水が起きた地域ではないが、引き続き心配している。今バスに乗るべきか」と投稿した。このトレッキングコースの中盤にある村「バンブー」にいるというCさんは「このまま登り続けるべきか、下りるべきか悩んでいる」と話した。
各種コミュニティでは「当分はランタン(ラスワ付近)地域へのアクセスは難しそうなので、秋のトレッキング計画は変更した方がよさそうだ」という案内が相次いで掲載されている。ネパール韓人会も「洪水被害地域で緊急救助や支援が必要な場合は直ちに連絡してほしい」と案内している。会員からは「見覚えのある顔が多く、とても心配だ」「安全な場所にいることを祈ろう」などの反応が出ている。旅行業界関係者は「幸い、現在まで韓国人旅行客の直接的な被害や日程への支障はない状況」とし、「現地の復旧状況と安全かどうかを継続的に点検し、政府の方針に協力する予定」と話した。
専門家は二次洪水が発生する可能性を提起している。現地の旅行客の間では「移動を控え、1、2日状況を見守ろう」という雰囲気が広がっているという。ネパール旅行コミュニティなどでは主要道路の通行規制状況も共有されている。
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