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ネパールをのみ込んだ大洪水…「地震ではなく、氷河崩壊が招いた惨事」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

26日(現地時間)、ネパールで鉄砲水が発生した後、川沿いの住宅が泥水に浸かっている。[AP=聯合ニュース]

ヒマラヤ山岳地帯に位置するネパール中北部を襲い、少なくとも160人の死者を出した大規模な洪水の原因として、氷河の崩壊が指摘されている。




AP通信などが26日(現地時間)に報じたところによると、同日午前9時ごろ、ネパール中北部のバグマティ州一帯で大規模な洪水が発生した。バグマティ州のラスワ郡はボテコシ川沿いに位置し、上流で氷河湖が決壊したり、激流が押し寄せたりすると直接被害を受ける地域だ。今回も深い峡谷に沿って激流が押し寄せ、近隣の複数の村が浸水した。


今回の災害は当初、マグニチュード4.4の地震によるものと報告されていた。しかし、近隣の地震観測所のデータや長周期地震波、衛星写真を追加で分析した結果、実際には地震が発生していなかったことが分かった。

米地質調査所(USGS)は当初、今回の土砂災害と洪水の原因をマグニチュード4.4の地震としていたが、追加分析の結果、マグニチュード5.2相当の氷河崩壊だったと発表内容を訂正した。

米地質調査所は、「ネパールと中国の国境付近で、マグニチュード5.2相当の地震波が発生した」とし、「われわれは、この災害が氷河の崩壊と土石流によって引き起こされ、下流域に連鎖的かつ壊滅的な影響をもたらしたと判断した」と説明した。

カトマンズに本部を置く国際総合山岳開発センター(ICIMOD)の気候専門家らも、この日の鉄砲水は氷河で発生した雪崩が原因だった可能性を指摘した。温暖化が進むヒマラヤ地域の氷河で起きた大規模な雪崩が川をせき止め、そのせきが決壊したことで、激流が一気に流れ下った可能性が高いという。

ICIMODの気候・環境リスク部門責任者、張強弓氏は、「ネパールと中国の国境付近を流れる川の上流には、依然としてせき止められた部分が残っており、2回目の洪水が発生する可能性がある」と警告した。

今回の大洪水により、これまでに少なくとも160人が死亡した。ネパール警察は同日の捜索活動で、遺体157体を収容したと明らかにした。これに先立ち、中国国営中央テレビ(CCTV)も国境付近のチベット地域で3人が死亡したと報じており、これまでに確認された死者は計160人に上る。

ネパール観光省によると、観光客403人が行方不明となっており、このうち341人が外国人だという。

現地の水力発電所建設現場で働いていた韓国南東発電または斗山(トゥサン)エナビリティに所属する韓国人9人とも連絡が取れない状態となっている。韓国政府は、外交部、消防庁、警察庁などで構成する合同迅速対応チームを現地へ急派する方針だ。



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