26日(現地時間)、ネパール・ヌワコット州トリシュリ川一帯で救助隊員が洪水による被災者を安全な場所に移している。AP=聯合ニュース
27日(現地時間)、AFP・AP・ロイター通信などによると、ネパール中北部のヒマラヤ山岳地帯で前日に発生した洪水と土砂崩れにより、ネパール側で少なくとも157人が死亡した。中国国営・中国中央テレビ(CCTV)が国境の向こう側のチベット地域で3人が死亡したと報じ、両国を合わせた死者は少なくとも160人と集計された。ネパール側では外国人341人を含む数百人が行方不明となった。
外国人の行方不明者のうち最も多いのはインド人だ。ネパール観光庁によると、インド国籍者142人が行方不明になったことが分かった。このうち、チベットのヒンズー教の聖地であるカイラス山を訪れた巡礼客100人余りが含まれているという。巡礼客が利用するネパール~チベット国境の通路で洪水が発生し、被害が拡大したとみられる。
ウクライナ外務省は自国民53人が行方不明になったと推定されると明らかにし、このうち46人は観光客と把握された。また、米国人47人、オーストラリア人34人、英国人33人、カナダ人24人などが行方不明者名簿に含まれていると集計された。マレーシア人17人、英国人12人、南アフリカ人4人なども行方不明になっていることが分かった。国別の集計は救助作業が進むにつれて変わる可能性がある。
韓国政府は27日、外交部と消防庁、警察庁などで構成された合同迅速対応チームをネパール現地に派遣し、行方不明者の捜索と救助を支援することにした。ネパール当局も軍と警察などを投入して捜索作業を行っている。
惨事の正確な原因はまだ明らかになっていない。チベット地域で発生した地震によって氷河と岩石が崩れ落ち、この過程で川の上流がせき止められた後、一気に決壊して大規模な氾濫が発生した可能性が指摘された。米地質調査所(USGS)は、当初地震とされた振動が実際には大規模な地滑りによって発生した可能性があると分析した。
ネパール当局はさらなる洪水の可能性にも備えている。川の上流の各所に水の流れを遮る区間が残っており、二次洪水が発生する恐れがある。ネパール政府はインドと中国に捜索・救助への協力を要請し、両国も救助人員と救援物資の支援に乗り出した。
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