フライツ米国第一政策研究所(AFPI)副所長は、2024年5月23日(現地時間)、米バージニア州アーリントンのAFPIで行われた中央日報のインタビューで、「4年以内に北朝鮮の非核化は可能か」という質問に「可能だ」と即答した。 ワシントン=カン・テファ特派員
フライツ副所長はこの日、中央日報に事前に寄稿した「アメリカン・グレート(American Great)」の記事で、朝米首脳会談の5つの前提条件を提示した。その大半は韓半島(朝鮮半島)問題の当事国である韓国との協力に関する内容だった。「韓国パッシング」への懸念が高まる中、トランプ氏の側近が韓米同盟を前提としたアプローチを強調した点が注目される。
◆「ルビオ長官を直ちに派遣し、ソウルと協力して議題を決めるべき」
フライツ氏はまず「ルビオ国務長官を直ちにソウルへ派遣し、この秋に(首脳会談再開の)機運を具体的な首脳会談へとつなげるべき」とし「そのためにトランプ・金正恩(キム・ジョンウン)首脳会談の詳細を確定する際、ソウルと協力しなければいけない」と主張した。
トランプ氏が韓米合同軍事演習の縮小を指示した理由に挙げたイラン戦争への非協力的な姿勢についても「同盟国からの限定的な支持にトランプ氏は当然、失望を感じているはず」としながらも、韓国の役割を具体的に列挙しながら韓国を擁護した。
フライツ氏は「韓国の李在明(イ・ジェミョン)政権は貿易・安全保障の分野で予想以上の協力を見せている」とし「これには韓国の国防予算の7.5%増額と、在韓米軍2万8500人のための10億ドル追加支援が含まれる」と述べた。さらに「両国間の造船契約は米海軍の能力を拡大することが期待される」と話した。
「乙支(ウルチ)フリーダムシールド(UFS)」が実施中に短縮されたことについては「金正恩氏を首脳会談に引き出すために払うべき『小さな代償』にすぎない」としながらも「ただ、ルビオ長官が(韓国を訪問し)こうした譲歩についてソウルと緊密に調整し、金正恩委員長を交渉テーブルに呼び込むために必要な範囲を超えないようにするべき」と強調した。
◆「北朝鮮担当特使を早急に任命すべき」
フライツ氏はルビオ国務長官を韓国に緊急派遣することに加え、北朝鮮問題を担当する「北朝鮮特使」を早急に任命するべきだと助言した。
続いて「トランプ第1次政権をはじめ、ほとんどの政権は和平協議を促進して北朝鮮非核化を推進するために活動する特使を任命してきた」とし「この決定は実際、かなり以前から必要とされていたものであり、米朝首脳会談の土台を築くために不可欠な要素」と強調した。
そのうえで北朝鮮特使として現国務次官補(東アジア・太平洋担当)のマイケル・デソンブレ氏を推薦した。デソンブレ次官補は公開の場で血盟関係にある韓米同盟の重要性を繰り返し強調してきた人物だ。
デソンブレ次官補は先月27日、ワシントンの韓国戦争(朝鮮戦争)記念公園で開かれた韓国戦争休戦協定73周年記念行事に出席し、「(休戦協定が締結された)1953年7月27日は敵対行為の終結を意味するだけでなく、共に払った犠牲によって守られた持続的な同盟の誕生でもあった」と述べた。さらに「我々は再び戦闘に臨むべき状況が訪れた場合に肩を並べて立ち向かう準備ができているとし、繁栄と安全、平和を守る」と話した。
デソンブレ次官補は妻の家族が仁川出身だと紹介し、「自由な韓国を守るために共に払った犠牲がなければ、私は妻と出会うこともなかった」と言いながら涙ぐむ場面もあった。デソンブレ次官補の妻は韓国系だ。
トランプ大統領の側近「米朝より米韓首脳会談を先に…場所はソウル」(2)
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