イエメン沖を航行する船舶。記事の内容とは関係ありません。[AFP=聯合ニュース]
英国海事貿易オペレーション(UKMTO)の公式発表によると、イエメン南部の港湾都市ムカラから東に約136海里(約251~252キロ)離れた海上で、アデン湾を通過して西へ向かっていたタンカーが「無許可の船舶が接近している」として、超短波(VHF)チャンネル16で遭難信号を発信した。
その後、武装した男6人がタンカーに乗り込んで船の統制権を奪い、航路をソマリア方面へ変更したことが分かった。
現在までに、乗っ取られたタンカーの船名、国籍、船会社、積み荷のほか、乗船している乗組員の数や安否など、具体的な被害状況は明らかになっていない。
今回の事件は、最近、アデン湾やソマリア周辺で再び急増している海賊による犯行の可能性が高いとみられている。
欧州連合(EU)海軍によるソマリア海賊対策作戦「アタランタ作戦(Operation ATALANTA)」によると、現在、ソマリア北部沿岸ではタンカー「アサナ」など船舶4隻と乗組員67人が海賊に拘束されている。
海上警備会社アンブリー(Ambrey)も、今年に入りソマリアの海賊が小型ボートに乗り、小銃やロケット推進擲弾(RPG)などを使って攻撃範囲を広げていると分析した。
関係当局は、周辺海域を航行する船舶に十分な注意を呼びかけるとともに、不審な動きを確認した場合は直ちに通報するよう勧告した。
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