北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長 [朝鮮中央テレビ キャプチャー、聯合ニュース]
北朝鮮はこの日、朝鮮中央通信を通じて公開した金与正部長名義の談話で、UFSの縮小について「事前協議もなく胴体を切り取られた半分だけの演習」「中身が抜けた空っぽの殻」と評価した。また「トランプの一言でソウルは最も楽しんでいた戦争ごっこから引き上げるしかない哀れな立場に置かれた」と話した。
さらに「空っぽの演習になるのは史上初めての事態」とし「たった一度の合同軍事演習の縮小で国家安全保障が丸ごと揺らぐ国こそ、国防と安全保障を外国勢力に任せながらも『自らを守る能力は有り余るほどある』と自評する韓国という実体」と主張した。
金与正部長は「今回の突発事態は、宗主国への盲信に陥り、核保有国が管轄する地域の力学構図を変えてみせると絶えず大言壮語してきた韓国当局の非現実的かつ時代錯誤的な妄想と安全保障観が招いた当然の惨事」とし「因果応報だ」と皮肉った。
続いて「米統帥権者の一方的な指令により、双方の調整もないまま米軍が尻尾を巻いても一言も抗議できないのが、指揮権を宗主国に預けた操り人形軍隊の宿命」とし、戦時作戦統制権問題に言及した。これは、合同軍事演習の縮小によって韓国内で浮上している安全保障上の不安を刺激する狙いがあるとみられる。
また「米国の安全保障支援がもはやただではないということは世界が目の当たりにしている現実」とし「無情な宗主国の歓心を買おうとすれば、おそらく国土をすべて差し出しても足りないだろう」と嘲笑した。
李在明大統領に対しては、合同軍事演習の縮小を指示したトランプ大統領に「敬意を表する」と述べたことを取り上げ、「気恥ずかしくなるような言葉でお世辞をを言いながら『自主国防』や『独自の軍事力確保』を云々している」と皮肉った。さらに「李在明の内外での異なる二重的な言動は、韓国の不安と焦りに満ちた矛盾した心理をそのまま表している」と、実名を挙げて非難した。
韓国政府が今回のUFS縮小を南北関係転換の契機と評価したことについても、「ソウルの為政者たちは宗主国から無視された自分たちの面目ない立場を覆い隠そうと、『新たな局面への転換の契機』だの『関係の変化をもたらし得る新たな糸口』だのと言って別の話にすり替えているが、誰が見ても苦しい弁解にすぎない」と指摘した。
慶南大極東問題研究所のイム・ウルチュル教授は「韓米間の亀裂を誘発する典型的な分断戦術と見ることができる」とし「自分たちの対話相手は米国であり、韓国政府が仲介者やファシリテーターの役割を自任することは認めないという立場を示したものだ」と評価した。
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