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軍事演習を縮小した米国、妙手がない韓国…北朝鮮は朝米協議の余地残す(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の金正恩国務委員長が9日、労働党中央軍事委員会第9期第1次拡大会議を開いたと、朝鮮中央通信が10日報じた。 [聯合ニュース]

◆対北抑止力は後回し

問題は、合同演習の実施や規模が韓米双方の政治的判断により相次いで揺らいでいる点だ。


今年3月、フリーダムシールド(FS)合同演習を控え、韓国側が北朝鮮との融和ムードを醸成することを理由に野外機動訓練を実施しないよう米国側に提案した。しかし演習開始のわずか2週間前に計画を変更しようとする韓国側の要求に米国が強く反発し、訓練は当初の計画通り実施された。これとは反対に今回のUFSでは、米大統領の突然の指示で演習そのものが途中で大幅に縮小された。


韓米双方ともに政治的必要性に応じて安全保障問題を容易に「選択肢」として扱う前例を残したことで、安全保障問題の重みがなくなった。政府が推進する戦時作戦統制権(戦作権)の任期内転換と重なる場合、北朝鮮に対する在韓米軍の防衛上の役割が弱まる可能性があるとの指摘も出ている。

峨山政策研究院のチョン・ギョンジュ研究委員は「軍事対応態勢が政治的決断によって一日で変わり得るというシグナルが韓米双方から発せられるほど、北が誤った判断をする可能性を高めることになる」と懸念を示した。

◆トランプ大統領の求愛に余地を残した金正恩委員長

韓米が合同演習の早期終了という異例の措置を取ると、トランプ大統領の相次ぐ対話メッセージに無反応を続けてきた北朝鮮も動いた。「金正恩の口」の役割を担う金与正(キム・ヨジョン)労働党部長の談話を通じてだ。

金与正氏はこの日、朝鮮中央通信を通じて発表した談話で、朝米首脳間の意思疎通について「私は全く知らないこと」とし「おそらくわが最高指導部の対外政策に関して私が知らない唯一の事案だろう」と明らかにした。

続いて「わが国の元首がトランプに対して個人的に良い思い出と感情を持っているということはすでに何度も明らかにしている」とし、「両首脳の関係は依然として良好だ」と強調した。金与正氏は「にもかかわらず、米国の対朝鮮敵視政策は変わらず、米国とその追随勢力は現在この瞬間にも敵対的な対朝鮮軍事活動を激しく展開している」とし「同じく、朝米両指導者間の良好な関係とは関係なく私たちが自国の安全を脅かす勢力をけん制するためにしている主権的な行動は、極めて常識的かつ的確で、必須のことだ」と主張した。

韓米合同訓練の縮小についても「訓練の規模や期間が縮小されたからといって、挑発的、攻撃的な性格を持つ軍事演習の本質が変わるわけではない」と主張した。これは北朝鮮の典型的な手法で、対話のハードルを引き上げることで交渉力を最大化しようとする意図があるとみられる。

このため年内に朝米首脳会談が実現したとしても、非核化という大きな枠よりも核軍縮と制裁緩和を交換する形の限定的な合意、いわゆる「スモールディール」にとどまる可能性が高いとみる専門家も少なくない。

梨花女子大学北朝鮮学科のパク・ウォンゴン教授は「実質的な交渉というより、朝米首脳の親交を確認する一度限りの会談に終わる可能性もある」とし「今年、習近平主席、プーチン大統領に続いてトランプ大統領とも単独会談を行うことになれば、金正恩委員長にはそれ自体が政治的勝利になるだろう」と話した。


軍事演習を縮小した米国、妙手がない韓国…北朝鮮は朝米協議の余地残す(1)

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