4月1日、米海軍のニミッツ級航空母艦「USSエイブラハム・リンカーン」でF-18Eスーパーホーネットが離陸している。ロイター=聯合ニュース
これに先立ち、英紙ガーディアンは、ドナルド・トランプ米大統領の空爆命令で始まった今回のイラン戦争の余波で9カ月にわたり派遣任務を遂行しているリンカーンの乗組員が、劣悪な環境の中で任務期間が長期化し、甲板から投身を図るなど極度のストレスにさらされている状態だと伝えた。
昨年11月21日に米サンディエゴを出港したリンカーンの作戦は、当初今年5月に終了する予定だった。しかし、イラン戦争を控えた今年1月に中東地域へ再配備され、戦争が長期化する中、作戦期間は9カ月目に入っている。
特に、リチャード・ブルメンソール上院議員(民主党・コネティカット州)がピート・ヘグセス国防長官とハン・カオ米海軍長官代行に送った書簡によると、リンカーンは200日以上にわたり一度も港に停泊することなく作戦を遂行している。連続洋上活動日数としては過去最長記録だ。ブルメンソール議員は書簡で「基本的な生活必需品の不足、水質汚染、配管問題、メンタルヘルスの悪化、甲板の安全問題、郵便システムの支障などに関する報道が相次いでいる」と指摘した。
ガーディアンによると、6日にサンディエゴで開かれた海軍首脳部とリンカーン乗組員の家族との懇談会では、長引く派遣任務に追い込まれた一部の乗組員が極度のストレスに直面し、海への投身を図ったという事例も紹介された。
当時の懇談会で、投身を図ったとされる乗組員の配偶者は「夫は不名誉除隊になることを恐れている」とし、「あまりにも疲れ切ったという理由で、13年間の軍歴が一瞬にして終わることになった」と話した。別の乗組員の妻も、自分の夫が投身を図った同僚の乗組員を甲板に引き上げたと紹介した。
リンカーンには約5000人の乗組員が乗艦している。乗組員の家族は、乗組員がカビの生えたシャワー室や故障したトイレ、洗濯施設の運営と温水供給の中断、食料および生活必需品の不足などに直面しているとの問題を提起したこともある。
民主党所属のマイク・レビン下院議員(カリフォルニア州)は「国のために服務する将兵には、少なくとも温かい水と正常に作動するトイレ、まともな食事を提供しなければならない」と批判した。
米海軍はこうした指摘について「長期派遣が将兵と家族に相当な負担を与えているという事実は認識している」としながらも、「現在、リンカーンではきれいな水と冷房設備、通常の食事が提供されている」と主張した。乗組員の家族が証言した自殺未遂などについても「そのような事実は確認されていない」と反論した。
海軍側は、リンカーンとジョージ・ワシントンの交代配備についても、政界とメディアを通じてリンカーン艦内の生活環境に対する懸念が提起される前から計画されていたと主張している。日本の横須賀基地を母港とするジョージ・ワシントンは、ここ数週間、太平洋一帯で作戦を遂行してきた。WSJはジョージ・ワシントンが今週になってようやく誘導ミサイル駆逐艦と共にマラッカ海峡を通過したと伝えた。
「疲労困憊」投身図る乗組員まで…9カ月間作戦を続ける米リンカーンで極度のストレスにさらされる乗組員(2)
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