先月15日、仁川で開かれた「2026大韓民国ドローン・UAM博覧会」の大韓航空展示ブースを訪れる観覧客。[写真 大韓航空]
◇現代戦のパラダイム変える「ゲームチェンジャー」
操縦士が直接目で見て状況を判断し操縦する代わりに、AIアルゴリズムを搭載した無人機が自ら判断して機体を操作する。人が映像を見て遠隔操縦するのではなく、AIが指定された任務地域内で飛行ルートを計算し機体を制御する。通信とGPS信号がすべて途絶えた状況でも地形を参照しながら目標を探して行ったりもする。
フィジカルAI無人機の最大の長所は人間の物理的限界を超えられることにある。人間が耐えるのが困難な重力に耐えて機動し、疲労することなく飛行時間を増やすことができる。人命損失の懸念がなく危険な任務にも投入できるのはもちろんだ。費用構造も利点に挙げられる。数千万ウォン単位の無人機を防ぐために数十億ウォンの対空ミサイルを使わなければならない、いわゆる「費用の非対称性」を解消するという説明だ。
業界ではフィジカルAI無人機の実戦配備を現代戦のパラダイムを変える「ゲームチェンジャー」とみている。有無人複合システム(MUM-T)の完成を通じた人命被害最小化、電子戦と通信途絶環境の克服、群集知能基盤の圧倒的戦術能力などが主要な変化に選ばれる。最小限の人命被害で最大の作戦効果を上げられる点で防衛産業業界の注目を浴びている。
◇複数機がチームのように…3大核心技術が後押し
大韓航空が開発中の無人機は大きく3通りで、▽小型協同無人機(KUS-FX)▽亜音速無人標的機▽小型・中型打撃無人機だ。
長さ約4メートルの小型協同無人機「KUS-FX」はAI基盤の知能型任務自律機能を搭載した。群集自動飛行で有無人・無無人複合システムの実現に最適化されたのが特徴だ。開発を完了すれば大量生産が可能で、未来核心武器システムとして注目される。
亜音速無人標的機は韓国軍の対空武器システム試験と迎撃訓練に向け開発中だ。仮想の敵戦闘機やミサイルのように飛行し実戦と同じ迎撃訓練環境を提供するのに活用される。小型・中型打撃無人機は実際の戦場に投入される武器システムで、敵の標的を識別して精密打撃まで自動で遂行する。
大韓航空は「自律性」と「連結」をキーワードに、複数の無人機が知能的に動いてひとつのチームのように任務を遂行する無人機開発に焦点を合わせている。これに向け3大核心技術も確保したという。
まず地上にいる人が遠隔で機体を操縦する方式ではなく、指揮官が防衛目標を命令すれば無人機数機が自ら作戦計画を立てて役割を分担する「任務自律技術」が必須だ。2番目は「群集統制地上体技術」だ。無人機が自律的に飛行しても指揮部は全体の状況を完ぺきに把握しなければならない。多くの無人機が収集したデータを統合し地上の統制所で編隊全体の現在の状況をひと目で管制できるようにする中枢システムだ。最後は「群集飛行技術」だ。数十機の無人機がまとまって飛行するには高度な精密制御が必要だ。無人機同士で互いの位置と速度など飛行データをリアルタイムでやりとりし衝突せずに間隔を維持する技術だ。
操縦士とGPSなくても任務完遂…米国も関心示す大韓航空の「秘密兵器」(2)
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