キャロライン・レビット米ホワイトハウス報道官。AP=聯合ニュース
トランプ大統領は12日(現地時間)、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「われわれの素晴らしい報道官であり、最も信頼する参謀であるレビットが今月末に職を離れ、美しい子どもたちとより多くの時間を過ごすことになる」とし、「彼女の決定を完全に理解し、尊重する」と投稿した。「キャロラインは今後、私の最高の外部諮問の一人となり、共和党内で引き続き影響力のある声を上げることになる」とも述べた。レビット氏について「ホワイトハウス史上最も優れた報道官だった」とし、「キャロライン、ありがとう。ご苦労さま」とも述べた。
レビット氏もこの日、X(旧ツイッター)に「この1年半、ホワイトハウス報道官として働いたことは生涯の栄誉であり、一世一代の冒険だった」として辞任を明らかにした。レビット氏は「私は大きな誇りを持って、今回の政権が成し遂げた数多くの歴史的成果について説明してきた。リベラルメディアの責任を問い、米国国民がトランプ大統領の成功について真実を聞けるようにする仕事を喜んでしてきた」と述べ、トランプ大統領に感謝の意を示した。
さらに「世界で最も困難な職務を遂行しながら母親として生き、新たに生まれた赤ちゃんを迎えたことは、最もやりがいがあると同時に、私の人生で最も挑戦的な時間だった」と振り返った。続けて「(今年5月に)娘を出産した後、ホワイトハウスに戻り、ホワイトハウス報道官として求められる絶え間ない時間とエネルギー、関心を注ぎながら、同時に幼い2人の子どもが当然享受すべき最高の母親にはなれないという思いが頭から離れなかった。結局、名残惜しいが期待を胸にホワイトハウスを離れ、人生の新たな章を始めることを決めた」と述べた。
1997年生まれのレビット氏は大学生だった2018年、トランプ第1次政権のホワイトハウス大統領書簡室でインターンとして勤務し、トランプ氏側と縁を結んだ。卒業後、ホワイトハウスに正式採用され、大統領書簡室副局長を経て2020年にホワイトハウス報道局の副報道官となった。2022年の中間選挙で連邦下院議員選挙に出馬して敗れた後、トランプ氏側のスーパーPAC(政治活動委員会)で働き、昨年1月にホワイトハウス報道官に就任した。
レビット氏はトランプ大統領の中核支持層であるMAGA(米国を再び偉大に)陣営で次世代のスターとして浮上している人物だ。2024年7月に息子を出産したが、出産から3日後、ペンシルベニア州バトラーでの選挙集会でトランプ氏に対する暗殺未遂事件が発生すると、直ちに選挙陣営に復帰した。レビット氏をトランプ氏のために犠牲をいとわない忠誠派であり、スーパーママとして印象づけたエピソードだった。
政府の立場を説明するだけでなく、記者会見で公然とメディアと口論することも厭わなかった。今年1月、政治専門メディア「ザ・ヒル(The Hill)」の記者が、移民・関税執行局(ICE)の職員が不当に市民を射殺したという趣旨の質問をすると、レビット氏は「あなたは記者ですらない。左派活動家であり、手先だ」と言い返した。昨年10月には、米ロ首脳会談の場所をブダペストに決めたことについて批判的な質問をテキストメッセージで送った記者に「あなたの母親がそう言った」「左派の物書き」などと侮辱的な言葉を浴びせ、批判を受けたこともある。
レビット氏は辞任のあいさつでも「今後も常にMAGAと共和党を公に支持し、代弁していく」とし、「ますます過激化する民主党が米国の偉大なものすべてを破壊しようとしており、米国は現在、実存的脅威に直面している。この国を大切に思うわれわれ全員には、その脅威に立ち向かう責任がある。私の闘いは新たな段階に入ったのであって、決して終わったわけではない」と強調した。
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