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「われわれが『おとり』だったとは」…トランプ氏がひそかに乗り換えた航空機、米記者団に衝撃

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

先月8日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席した後、トルコ(テュルキエ)・アンカラ空港の滑走路で大統領専用機エアフォースワンを前に発言するドナルド・トランプ米大統領。AP=聯合ニュース

ドナルド・トランプ米大統領がイランによる暗殺の脅威を避けるため、秘密裏に航空機を乗り換えながら同行記者に知らせていなかったことが後になって明らかになり、ホワイトハウスの記者団が安全対策を講じるよう求めた。

12日(現地時間)、CNNによると、ホワイトハウス記者協会(WHCA)会長でFOXニュースのアンカーを務めるジャッキー・ハインリッヒ氏は前日、トランプ大統領の側近らと会い、この作戦に対する記者団の懸念を伝えた。


ホワイトハウス記者団は取材陣の安全だけでなく、大統領の動静を記録する代表取材記者団の役割と、代表取材報道の正確性・信頼性について懸念を示した。


そのうえで「今後、予期せぬ保安上の状況が発生した場合の対応手順を設けるため、われわれと協力してほしい」と要請した。

ハインリッヒ会長はその後、会員に送った文書で、ホワイトハウスと「率直で生産的な会議を行った」とし、「大統領に対するメディアの独立した取材と、大統領の動静について正確な歴史的記録を維持することの重要性を強く主張した」と明らかにした。

また、ホワイトハウス側に「代表取材報道の信頼性を損なうことは、個別の事件にとどまらない危険をもたらす」と伝えたという。

◇イラン「暗殺の脅威」で専用機乗り換え作戦…トランプ氏「シークレットサービスの要請に従った」

これに先立ち、ワシントン・ポスト(WP)は10日、トランプ大統領が先月8日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席した後、トルコ(テュルキエ)・アンカラから帰国する途中、イランによる暗殺の脅威に備えて大統領専用機(エアフォースワン)に搭乗した後、ひそかに降り、機内食運搬車両で移動し、小型の空軍機に乗り換えたと単独報道した。

当時、トランプ大統領に同行していた記者や一部の政府関係者ら約100人は、この事実を知らないまま「おとり」の役割を果たしたエアフォースワンに乗って移動した。彼らは当時、窓の日よけを下ろすよう指示され、トランプ大統領が航空機を乗り換えたことを全く知らなかった。

当初は、トランプ大統領がトルコから旧型のエアフォースワンで英国に移動した後、現地でカタールから贈られた新型エアフォースワンに乗り換えたとだけ伝えられていた。

トランプ大統領は前日、記者団と会い、今回の作戦は米大統領警護隊(シークレットサービス、SS)の要請に従ったものだと説明した。当時、米情報当局は、イランが携帯式肩撃ち式地対空ミサイルを使ってアンカラを出発するエアフォースワンを攻撃する可能性があるとの情報を入手したと伝えられた。これを受け、大統領警護隊はトランプ大統領を別の航空機に移し、従来のエアフォースワンをおとりとして活用する、いわゆる「欺瞞」作戦を実施した。

CNNは、WPの報道によって作戦の全容が約1カ月後に明らかになると、当時航空機に乗っていた記者らが「衝撃を受けた」と伝えた。

また、秘密作戦によって、当時の大統領の動静に関するホワイトハウス記者団の記録が実際とは異なっていたと指摘した。

米中央情報局(CIA)の情報官を務めたスティーブン・キャッシュ氏はこの作戦について、「トランプ大統領の危険を減らすという名目で、トランプ大統領の代わりに約100人をイランに殺させるようなものに見える」と英紙ガーディアンに説明した。

一方、12日のWPの追加報道によると、トランプ大統領の極秘移動に同行したのは政権の主要閣僚ではなく、ダン・スカビーノ大統領次席補佐官、ナタリー・ハープ補佐官、ウォルト・ナウタ局長などホワイトハウスの最側近だった。

いずれもトランプ大統領が1期目の任期を終えた後、フロリダ州のマールアラーゴ・リゾートで再選を目指していた時期からそばで支えてきた側近たちだ。



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