北朝鮮の金正恩国務委員長が2024年8月24日に国防科学院無人機研究所を訪れ自爆型無人攻撃機の打撃試験を現地指導したと労働新聞が報道した。[写真 聯合ニュース]
韓国防衛事業庁によると、11日にソウルの国防部庁舎で開かれた防衛事業推進委員会会議で、「K2戦車性能改良事業推進基本戦略案」が議決された。防衛事業庁は「高度化された敵の対戦車脅威からK2戦車の生存性と戦闘実行能力を向上するための事業。既存の戦車に能動防護体系とドローン・即席爆発装置(IED)ジャマー、遠隔射撃コントロールシステムなどを搭載し、対戦車ロケット・ミサイルと自爆ドローンなど未来の戦場の脅威に対する対応力を強化するだろう」と明らかにした。
核心は敵の自爆ドローン攻撃に対応できる近接射撃とドローン対応体系を強化することだ。現在韓国軍が運用しているK2戦車数百台が改良対象で、2028年から2046年まで総事業費3兆4480億ウォン(約3882億円)が投入される予定だ。
性能改良の決定には、北朝鮮軍が参戦したロシアとウクライナの戦争も影響を及ぼした。開戦序盤にウクライナの一人称視点(FPV)自爆ドローンと米国の高速機動砲兵ロケットシステム(HIMARS)によりロシアのT72など主力戦車が無力化された。このためロシアの地上戦力はウクライナ本土深くまで進入できず、これは戦争長期化の原因のひとつとなった。ロシアに派兵された北朝鮮軍もこうした戦功を直接体得した可能性が大きいというのが韓国軍内外の評価だ。
実際に金正恩委員長は2024年8月に国防科学院無人機研究所を現地指導し、「各種自爆型無人機ももっと多く開発、生産しなければならない」と注文した。この時ロシアの「ランセット」と類似の自爆ドローンがK2戦車と推定される標的の砲塔部分を正確に打撃する性能試験が行われた。
防衛事業推進委員会はこの日、国産艦対艦誘導ミサイルである「海星(ヘソン)Ⅱ」を開発する事業案もともに議決した。来年から2039年まで1兆6300億ウォンを投じ、現在150~180キロメートル水準である海星対艦ミサイルの射程距離を300キロメートル中盤台に伸ばす事業だ。敵艦艇とより遠い距離で交戦でき、韓国海軍艦艇の有効打撃半径が大きく拡大する見通しだ。
これは金正恩委員長が最近駆逐艦建造と艦対艦ミサイル試験などを通じて海軍力強化にスピードを出す状況で、韓国海軍の「拳」に当たる遠距離精密打撃能力を強化しようとする措置と分析される。海星Ⅱは海軍の主力艦あるイージス駆逐艦(KDX-III)または「韓国版イージス艦」と呼ばれる次期韓国型駆逐艦(KDDX)に搭載される見通しだ。
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