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中国、北極定期航路に初めて就航…所要時間はスエズ航路の半分

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2025年10月13日、北極を経て英フェリクストウ港に中国海傑航運のコンテナ船が入港している。海傑航運側は15日に初の北極航路定期路線に投入されたコンテナ船が寧波港を出発すると明らかにした。[写真 新華社通信]

中国の海運会社が北極海を横断して欧州と中国を結ぶ初めての定期コンテナ航路を15日に初めて運航する。

地球温暖化影響とイラン戦争により欧州とアジアを結ぶ代替海上輸送路である北極航路の商用化競争が始まった中で、中国がいち早く先取りに出たと英フィナンシャル・タイムズが10日に報道した。北極航路を利用した船舶運航は年間数十回あったが、定期コンテナサービスを実施するのはこれが世界初だ。


上海に本社を置く海傑航運は、15日に世界最大の港湾である寧波舟山港から20フィート標準コンテナ(TEU)1740個を船積みできるドバイタワー号を運航する。この船はロシア北側沿岸に沿って運航し、9月5日に英フェリクストウ港に到着する予定だ。海傑航運は10月3日まで毎週1回ずつ合計8回運航し、1万5700TEUの積載サービスを提供する予定だ。


スエズ運河を利用する既存の航路が30~40日かかるのに対し、北極航路を利用するとその半分の20日に短縮が可能だ。これは中国欧州鉄道の約25日、アフリカ喜望峰航路の40~50日よりはるかに速いというのが同社の主張だ。安全面でも最近スエズ運河とつながる紅海に対するフーシ派の攻撃など地政学的リスクを避けられる点が注目されている。

海傑航運はこの航路に「アイスシルクロード(氷上絲路)」という名前を付けた。中国と欧州をつなぐシルクロードから取った名前で、2017年に中国の習近平国家主席が中ロ首脳会談で初めて提案し2018年に発表した北極政策白書で明文化した「氷上のシルクロード構想」の実際の成果というのが同社の説明だ。

昨年9月には海傑航運のコンテナ船イスタンブールブリッジ号が寧波港を出発して英フェリクストウ港まで20日で到着する試験運航に成功した。

中国は北極航路を利用して高付加価値貨物と高温に敏感なバッテリー製品の欧州輸出を拡大する方針だ。通関時間に敏感な電子商取引商品と、赤道を通過して品質低下を引き起こすバッテリーやエネルギー貯蔵装置の運送で北極航路に競争力があると説明している。

ただ北極航路は季節的制約という短所も明確だ。砕氷船なく航行が可能な期間は7月下旬から9月下旬までと極めて短い。10月以降では結氷が増え航海条件が悪化する。また、保険会社アリアンツの統計によると、この10年間に北極圏では500件以上の船舶事故が発生し、そのうち半分近くが機械的損傷や誤作動と関連があった。

これに対し海傑航運の李暁斌最高執行責任者(COO)は、「北極航路の長期目標は航行可能期間拡大。今年2カ月の運航期間を来年には3カ月、再来年には4カ月に伸ばし、さらには通年運航まで伸ばすのが目標」と中国経済誌の財新に話した。

北極航路先取り競争は激しくなっている。2018年にデンマークの海運会社マースクのコンテナ船がロシアのウラジオストクを出発し北極航路を経由してサンクトペテルブルクまで試験運航した。コンテナ船が北極航路を完走した初めての事例だった。しかしその後主要欧州系海運会社は北極の生態系毀損などを懸念して北極航路を利用しない方針を明らかにしたりもした。

北極航路を利用した海上運送に対する関心の高まりは、氷のある海上を運航できるように船体を補強した耐氷船(アイスクラス)の発注件数増加でも確認できる。海洋データ会社であるベソン・ノーティカルによると、昨年167隻の耐氷船が建造され、この10年で最多を記録し、今年も164隻が追加で建造される予定だとフィナンシャル・タイムズは報道した。

韓国も北極航路進出に積極的だ。北極航路試験運航事業者に選ばれた釜山(プサン)のパンスターが22日の出港を目標に準備作業を進めているという。



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