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「チップフレーション」で中国CXMTに目を向けるアップル…サムスン電子とハイニックスへの影響は

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

アップルが中国で販売するiPhoneなどに中国CXMTのメモリーチップ搭載を推進している。[写真 聯合ニュース=ロイター]

アップルが中国製メモリー半導体に目を向けている。人工知能(AI)投資ブームがもたらしたいわゆる「チップフレーション」の負担を減らすためだ。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、アップルはiPhonなど自社製品群に中国長鑫存儲技術(CXMT)のメモリー採用を試験中だと報道した。アップルは中国で販売する一部製品にCXMT製チップを搭載するためCXMTと初期供給協議を進めているという。CXMTは1-3月期基準で世界のDRAM市場でサムスン電子、SKハイニックス、マイクロンに次いで8%のシェアで4位に上がった。


◇「チップフレーション」で供給元多角化


アップルがCXMTの扉を叩く理由はメモリー供給難のためだ。AIデータセンター用メモリー需要が急増しスマートフォンやパソコンに使われるメモリーまで不足し、価格も上がった。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はこれに対し「100年に1度の大洪水のよう」と例えたのに続き先月30日の業績発表カンファレンスコールでは「DRAM供給会社が現在の3社より増えれば助かるだろう」と話した。アップルは現在サムスン電子、SKハイニックス、マイクロンからDRAMを供給されている。アップルに先立ちPCメーカーであるヒューレット・パッカードとエイサーも供給難に対応するため米国外で販売する一部製品にCXMT製チップを搭載した。

米国政界はアップルの中国製メモリー導入に否定的な立場だ。中国半導体と協業することで米国企業マイクロンの競争力を弱めさせかねないためだ。アップルはCXMTや長江存儲科技(YMTC)など中国製メモリーを米国以外の地域で販売する製品に使えるようにしてほしいとトランプ政権に要請している。ウォール・ストリート・ジャーナルによると現行の輸出規制規定上アップルが製品仕様を提供してCXMTからオーダーメード型チップの供給を受けるのは難しいが、すでに開発された汎用チップは購入できる。アップルはまず中国販売用製品にCXMT製チップを搭載する案に対しホワイトハウスの同意を求めているという。

◇短期影響は限定的…長期競争に変数

報道によると、CXMTも今年の生産分はほとんどが予約されており、実際に納品できてもすぐに世界的なメモリー供給難を解消するのは難しいものとみられる。ただ本格的な増設後には価格交渉で有利になる可能性がある。

ロイターによるとCXMTは北京に2番目のDRAM工場を検討するなど生産施設拡大に乗り出している。既存の工場増設まで終えればウエハー生産能力は現在の月間30万枚から60万枚以上に増える見通しだ。KAIST電機電子工学部のユ・フェジュン教授は「CXMTの技術力はまだ普及型DRAM水準のためすぐ韓国企業に及ぼす影響は限定的」としながらも「アップルの選択がCXMTを育てる契機となり長期的には脅威になるかもしれない」と話した。

一方、メモリー価格上昇でスマートフォンやパソコン価格が上がり需要も落ち込んでいる。市場調査会社IDCは今年の世界のスマートフォン出荷量が13.9%、パソコンは11.3%減ると予想した。



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