ギリシャ中部の山間の村アギア・パラスケビ付近で山火事が発生し、木々が炎に包まれている様子。聯合ニュース
◇今夏の山火事30件発生
7日、山林庁や消防当局などによると、同日午前9時58分ごろ、全南光州(チョンナム・クァンジュ)特別市・求礼郡龍方面 竹亭里(クレグン・ヨンバンミョン・チュクチョンニ)で山火事が発生した。6日午後には慶尚南道咸陽郡咸陽邑新官里(キョンサンナムド・ハミャングン・ハミャンウプ・シングァンリと全北(チョンブク)特別自治道・茂朱郡雪川面清涼里(ムジュグン・ソルチョンミョン・チョンリャンリ)で相次いで山火事が発生した。これらの地域で発生した山火事はいずれも1時間以内に鎮火し、被害面積も1ヘクタール未満と大きくはなかった。
これに先立ち3日午後5時18分ごろには、大邱市達城郡河浜面(テグシ・タルソングン・ハビンミョン)の山で火災が発生し、約30分後に鎮火した。同じ日、慶尚北道永川市清通面(キョンサンブクド・ヨンチョンシ・チョントンミョン)の廃棄物リサイクル工場で発生した火災が近くの山に燃え広がったが、約1時間後に鎮火した。このほか蔚山蔚州(ウルサン・ウルジュ)では先月24日から今月2日までの10日間に山火事が3件も発生した。全北特別自治道金堤(キムジェ)では万頃江(マンギョンガン)付近のアシ原で火災が発生し、200ヘクタールを焼いて17時間後に鎮火した。
夏季の山火事は増加傾向にある。山林庁の国家山火事情報システムによると、6~8月に発生した山火事は2023年には12件にすぎなかったが、2024年は35件、2025年は46件と毎年増加している。今年も7日現在で31件発生した。
◇気温が2度上昇すれば山火事の可能性13.5%高まる
専門家は夏季の山火事の原因について、猛暑に干ばつまで重なり、森林内の水分が減少したためだと分析した。
実際、大邱では6~7月の降水量が165.1ミリにとどまった。前年同期(411.7ミリ)の40%水準だ。慶尚南道は同期間の降水量が162ミリで、平年の483ミリの33.5%にとどまった。蔚山は先月の降水量が28.0ミリで、平年の234.1ミリの12%にすぎなかった。
気温上昇も山火事の危険性を高めている。国連環境計画(UNEP)によると、平年の気温が平均2度上昇すると、山火事が発生する可能性が13.5%高まる。最近は気候変動により、気温が徐々に上昇する傾向にある。
南成鉉(ナム・ソンヒョン)元山林庁長は「韓国の森林は昭陽江(ソヤンガン)ダムの10倍に相当する水を蓄えている」とし、「しかし、干ばつと猛暑が続けば、樹木を含む森林の水分が急速に減少し、山火事の危険性が高まる」と話した。南氏は「韓国も最近、欧州や米国などで発生している夏季の大規模山火事の安全地帯ではない」と話した。
地方自治体も夏季の山火事対策の策定に乗り出した。大邱市は先月、山火事災害特殊鎮火隊の人員を拡充し、現場対応力を強化した。慶尚南道は各市・郡に公文書を送り、夏季の山火事予防総合対策の策定を要請した。夏に山火事に関するこうした内容の公文書が出されるのは、例年と比べて非常に珍しいという。通常、山火事の危険性が高いとされる秋から翌年春にかけて、山火事防止体制が集中的に稼働する。
蔚山市も区・郡とともに、農家や森林隣接地域での違法な焼却行為に対する取り締まりを一段と強化した。特に夏季の山火事専従人員が不足している点を考慮し、山火事や土砂災害などに同時に対応するために構成した「山林災害対応団」を活用し、山火事鎮火車両の稼働点検と訓練を実施することにした。
山林庁関係者は「夏季であっても高温と長期の干ばつで森林内の落ち葉が乾燥しており、小さな火種でも火災につながる可能性がある」とし、「森林や隣接地域でのごみの焼却や喫煙をしないでほしい」と呼びかけた。ささいな不注意によって発生した山火事であっても、出火原因を作った者は「山林保護法」第53条に基づき、3年以下の懲役または3000万ウォン(約335万円)以下の罰金に処される可能性がある。
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