米民主党ウィスコンシン州知事候補を選ぶ予備選に出馬している韓国系のフランチェスカ・ホン(韓国名・ホン・ユンジョン)候補が先月28日(現地時間)、ウィスコンシン州ミルウォーキーで開かれた予備選討論会で発言している。AP=聯合ニュース
トランプ大統領はこの日の演説で、ウィスコンシン州知事選に挑む韓国系の民主党候補、フランチェスカ・ホン(韓国名・ホン・ユンジョン)氏(37)に対しても「共産主義」と決めつけるイデオロギー攻撃を展開した。民主党を急進左派の共産主義勢力として批判する中での発言だった。
トランプ大統領はホン候補の名前を直接挙げなかったものの、「ウィスコンシン州では共産主義者たちが、感謝祭を直ちに廃止すべきだと主張する女性を候補に擁立している。彼らは警察は白人至上主義を維持するために存在すると主張している」と述べ、事実上ホン候補を念頭に置いた発言をした。さらに、「こういう人々は危険だ。正気ではなく、狂っている」と非難した。
ホン候補は2020年11月、新型コロナウイルス感染症のパンデミック当時、「感謝祭をなくそう。植民地主義を祝うことをやめ、先住民や女性たちを死に追いやった最初の『大規模感染イベント』をこれ以上祝うべきではない」と発言した。
しかし、ホン候補は最近のCNNとのインタビューで、この過去の発言が問題視されたことについて、「感謝祭には共同体を一つにする意味もあるが、多くの人々にとっては非常につらい歴史でもある。観点は変わることもある」と説明した。これは「感謝祭廃止」よりも、「先住民の苦しみを記憶しよう」という趣旨の発言だった。
民主社会主義者(DSA)を自任するホン候補は、11日に行われる民主党ウィスコンシン州知事候補を選ぶ予備選を前に、2位候補を大きく引き離して首位を維持している。前日に実施されたミシガン州民主党上院議員候補予備選でも、無所属のバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)や、民主党のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員(ニューヨーク州)ら党内外の民主社会主義者から全面的な支持を受けたイスラム教徒出身のアブドゥル・エルサイエド候補が勝利した。
ニューヨーク市長ゾーラン・マムダニ氏の誕生をきっかけに始まった「民主社会主義者旋風」は、ペンシルベニア州やコロラド州を経てさらに勢いを増している。ミシガン州でエルサイエド候補が4期目の現職下院議員を破ったのに続き、ウィスコンシン州でもホン候補が勝利すれば、全米レベルの選挙で代表的な激戦州が集まる中西部地域にも民主社会主義の流れが広がることになる。
◇民主社会主義の躍進に「共産主義という災厄」
トランプ大統領は、こうした民主社会主義者の躍進について、「急進左派の狂信者たちは『共産主義』という災厄でアメリカンドリームを破壊しようとしている」と強く批判した。また、エルサイエド候補については「ユダヤ人とイスラエルを憎む人物」とした。
さらに、「共産主義は、第1次・第2次世界大戦や真珠湾攻撃、9・11テロを含め、米国史上最大の脅威」と主張し、「共産主義者たちは破壊的で致命的な、苦痛と貧困をもたらす思想を全米に撒き散らそうとしているが、我々は決してそれを許さない」と強調した。この日の演説では「共産主義」「共産主義者」という言葉を計21回繰り返し、共和党への支持を訴えた。
トランプ大統領はイランとの交渉については、合意を望んでいるとの考えも示した。「私は人を殺したくないので合意したい。我々は対話を続けている。どうなるか見守ろう」と述べた。
◇「米国、近くポリシリコン関税を最低15%に」
一方、トランプ政府が近く太陽光パネルや半導体製品の主要素材であるポリシリコンの輸入品に対し、最低15%の関税を課す方針を発表する予定だと、ロイター通信がこの日報じた。これは、特定品目の輸入が国家安全保障を脅かすと判断した場合、大統領に関税などを用いて輸入を制限する権限を与える通商拡大法232条に基づく措置だ。
米商務省は、通商拡大法232条に基づき、昨年7月からポリシリコンやウエハー、太陽電池、太陽光モジュールなど派生製品の輸入が国家安全保障に及ぼす影響について調査を進めてきた。これは、世界のポリシリコン生産の90%以上を占める中国を牽制(けんせい)する措置とみられている。
ポリシリコンを巡る米中競争が激化する中、韓国関連業界への影響にも注目が集まっている。米国が昨年232条に基づく調査に着手すると、韓国政府は米側に提出した意見書で、ジョージア州に太陽光パネル生産施設を持つハンファQセルズと、テキサス州で太陽電池セル生産施設を建設中のOCIに言及し、これら企業を関税対象から除外するか、例外措置を認めるよう要請した。
韓米FTAで関税0%なのに…トランプ氏、韓国など名指しで「関税で米国を食い物に」(1)
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