韓国で記録的な猛暑が続き、熱中症患者が増加している5日、京畿道水原市(キョンギド・スウォンシ)のある大型病院の救急外来に患者が運び込まれている。[ニュース1]
韓国気象庁によると、5日、猛暑重大警報が発令された首都圏各地では40度に迫る極限の暑さとなった。ソウル・蘆原区(ノウォング)と京畿道河南市(ハナムシ)の徳豊(トクプン)では、それぞれ39.2度、39.3度を記録した。
これに先立ち、夜間もソウルの気温は29度を下回らず、熱帯夜の基準(夜間の最低気温25度以上)を大きく上回る暑さが続いた。ソウル・銅雀区(トンジャクグ、気象庁観測所基準)では最低気温が30.1度となり、超熱帯夜(夜間の最低気温30度以上)レベルの厳しい暑さとなった。
◇過去最も暑い夜、その理由は?
今年の夏は、昼夜を問わず観測史上最も暑い夏になりつつある。韓国気象庁によると、6月から今月4日までの全国平均熱帯夜日数は12.1日となり、1973年に全国で気象観測を開始して以来、過去最多を記録している。猛暑日数も13.1日で、歴代4番目の多さとなっている。
特に今年の夏は、日没後も気温が下がらず、観測史上最も暑い夜が続いている。先月の全国平均最低気温は23.4度と、平年より2.2度高く、過去最高を記録した。7月の熱帯夜日数(9.7日)も、それまで最多だった2024年(8.8日)を上回った。
韓国気象庁気候変動監視課のイム・ボギョン事務官は、「高温多湿の空気が流れ込んだことで、大気中の水蒸気が増えた」とし、「この水蒸気や雲が夜間の放射冷却を弱め、日中に上昇した気温が下がりにくくなったため、全国的に熱帯夜が多く発生した」と説明した。
◇朝の熱中症患者が急増…「夜間は24度以下を維持」
近年、熱帯夜は猛暑日よりもさらに速いペースで増加している。1910年代と比べると、2020年代の猛暑日数は2.2倍(7.7日→16.9日)に増えた一方、熱帯夜日数は4.2倍(6.7日→28日)へと急増した。
問題は、夜間に熱帯夜が続くと体温調節機能が低下し、熱中症を発症するリスクがさらに高まる点だ。特に注意が必要なのは朝の時間帯だ。今年5月15日から今月4日までの熱中症患者は計2441人で、このうち317人が午前6時から10時の間に救急外来を受診した。この時間帯の熱中症患者の割合は、2022年の8%から毎年着実に増加し、今年は13%に達した。
気候専門機関「Kクライメット」のパン・ギソン代表は、「気候変動によって気温が上昇すると同時に、大気中の水蒸気量も増えたことで、熱帯夜が発生する可能性がさらに高まった」とし、「特にソウルはヒートアイランド現象が深刻なため、夜間も熱がこもりやすく、午前中に熱中症患者が多く発生する」と述べた。
世界保健機関(WHO)も、「昼夜を通じて高温が長期間続くと、人体へのストレスが蓄積し、暑熱にさらされることで病気や死亡のリスクが高まる」とし、「夜間は室内温度を24度以下に保つべきだ」と勧告している。
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