6月12日午後、ソウル植物園の芝生広場で開かれた「2026ソウル結婚フェスタ」開会式で結婚式の試演が行われている。[写真 聯合ニュース]
午前の最初の式にぎりぎりで到着したある祝賀客は「新婦と控室で写真を撮ろうとするならもっと早く来るべきだったが遅れた」と地団駄を踏んだ。この日この結婚式場では13組が結婚式を挙げた。近くの別の結婚式場もやはり午前10時30分から午後5時40分まで16組の結婚式が行われた。何年か前にはいくら早くても午前11時に最初の式が行われるのが一般的だったが、このごろ首都圏の有名結婚式場では午前10時台や金曜日午後、平日、振替休日までぎっしりと式の予定が詰まっている。それだけ需要が多いからだ。
コロナ禍を経て過去最低水準まで落ち込んだ結婚件数と結婚率がこの数年間ではっきりと反騰している。主な背景としては「結婚の経済的効果」が挙げられる。過去の「結婚は損」「金がなくて結婚できない」という認識が、いまは「結婚で資金と所得を倍に増やしてこそ持ち家など投資で資金を増やすことができる」という側にシフトしているということだ。
昨年結婚した会社員のパクさん(36)は「不動産購入や投資成功で早期リタイアに成功した事例を見れば、『階層ジャンプ』に向けてより多くの資金を確保し、貸付などレバレッジを積極的に活用するのが必須と考える」と話した。彼は「結婚後にそれぞれ貯めたお金を合わせ、共働きで所得を最大限増やしてから新生児特例貸付なども使って1日も早く資金を増やそうと先送りしていた結婚式を挙げた」と話した。いわゆる「ウェディングレバレッジ」の活用心理が作動した事例だ。
◇トレンドになった「ウェディングレバレッジ」…婚姻件数25.4%増
韓国国家データ処によると、コロナ禍直後である2022年に過去最低19万1690件を記録した婚姻件数はその後3年連続で増加し、昨年は最低値から25.4%増えた24万326件を記録した。2011年から11年連続で減少が続いたが最近になりV字型に反騰する様相だ。今年1~5月もやはり10万3299件で前年同期比3.9%増え増加傾向が続いている。
ウェディング業界の雰囲気を見てもこうした兆しを確認できる。コロナ禍の時期に多くの結婚式場が廃業した状況で最近になり婚姻件数が急激に増えると結婚式場救確保の難易度が極度に高まった。あるウェディングプランナーは「人気が高いホテルの結婚式場でなくてもちょっとコンディションが良さそうに見える所は相談することすら難しい。一部結婚式場は相談予約オープン日に朝から400回以上電話をかけてようやく成功する状況」と話す。
結婚指輪で有名な高級ブランド店の前にも早朝から長い列ができる。先月28日午前10時20分、ソウル・小公洞(ソゴンドン)のロッテ百貨店本店前には50人ほどが強い日差しに耐えながらブランド店の開店時間に備えた。10分後に百貨店のドアが開くとすぐ店のタブレットに待機番号が打ち込まれた。来年12月に結婚式を控えた30代のソンさんは「釜山(プサン)の新世界センタムシティ店に行った時は11時30分にウェイティングをかけたが入店できたのは午後5時を過ぎていたこともある。1日中ツアーをするカップルもたくさん見た」と話した。
「二人三脚で階層ジャンプ」…ほろ苦いレバレッジ婚時代=韓国(2)
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