2日(現地時間)、インドネシア・東ジャワ州マドゥラ島沖で火災が発生した旅客船「ムティアラ・セントサ2」。EPA=聯合ニュース
3日(現地時間)、ロイター通信などによると、東ジャワ州警察海洋航空局のアルマン・アスマラ・シャリフディン局長は、火災が発生した旅客船「ムティアラ・セントサ2」の乗船者271人のうち238人が救助されたと明らかにした。
前日の集計と比べると、救助者は13人増え、行方不明者は28人に減った。死亡者は前日と同じ5人であることが確認された。
警察や救助隊、海軍は、事故海域に哨戒艦など船舶7隻とヘリコプター1機を投入し、捜索を行っている。アルマン局長は、捜索を少なくとも7日間実施し、必要に応じて最大14日間まで延長することができると述べた。
ただ、正確な行方不明者数はまだ確認されていない。当局は、公式の乗船名簿と実際の乗船者数が異なる可能性があるとみて、生存者や行方不明者の家族を対象に追加確認を進めている。AP通信は、インドネシアでは乗船名簿と実際の乗船者数が一致しないケースが多く、正確な行方不明者数の把握が難しいと伝えた。
事故船は前日午前6時ごろ、東ジャワ州スラバヤから南スラウェシ州マカッサルへ向かっていたところ、東ジャワ州マドゥラ島沖で火災が発生した。
火災の原因はまだ明らかになっていない。生存者の一人はAP通信に対し、火元は船底の車両甲板にあったトラックだったようだと語った。火災の知らせを聞いて確認に行くと、車両2台が燃えていたという。その後、火の勢いは風にあおられて急速に広がり、30分もたたないうちに乗客に船首へ避難するよう指示が出されたと話した。
別の生存者はAFP通信に対し、煙が案内所と船室に入り込んだ後、爆発が起きたと語った。この生存者は、火は船尾側から発生し、乗客は船首側へ避難して救命胴衣を受け取った後、海に飛び込み、約7時間漂流した末に救助されたと説明した。
インドネシアは約1万7000の島々から成るため、船舶が主要な交通手段として利用されている。しかし、老朽船の運航や安全規則の未順守などを背景に、海難事故が繰り返されている。先月中旬にも南スラウェシ州沖で旅客船「KMヌルル・サルサ」が沈没し、58人が救助された一方で、4人が死亡、14人が行方不明となった。
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