1日(現地時間)、米ワシントン州スポケーンのドワイト・マーケル・スポーツ複合施設から見た山火事「オールド・トレイルズ」。[AP=聯合ニュース]
2日(現地時間)、AP通信やAFP通信などによると、スポケーン市内とその周辺で3件の山火事が同時多発的に発生し、計5390エーカー(約21.8平方キロメートル)以上が焼けた。
特に最も規模の大きい山火事「オールド・トレイルズ(Old Trails)」は、スポケーン川を越えて市街地へ延焼し、約600棟の住宅や建物が焼失した。
現在までに人的被害は報告されていないが、約5000世帯に上る数千人の住民が緊急避難を余儀なくされた。また、数千世帯が停電の被害を受けた。
当局はスポケーン北部一帯に最高レベルの避難指示である「直ちに避難」を発令し、スポケーン・コンベンションセンターに臨時避難所を設置した。
米国立気象局(NWS)は、ワシントン州東部とオレゴン州東部に対し、火災危険度が最高レベルであることを示す「特に危険な状況」のレッドフラッグ警報を発令した。これを受け、ワシントン州兵も消火活動に緊急投入された。
ワシントン州のボブ・ファーガソン知事は非常事態を宣言し、9月末まで農業目的などの野焼きを全面的に禁止した。ファーガソン知事は「ワシントン州は4年連続で干ばつに見舞われており、気候変動が大規模な山火事を引き起こしやすい環境を生み出した」と述べた。
今回の山火事の主な原因としては、米西部一帯を覆った記録的な猛暑と「ヒートドーム(Heat Dome)」現象が指摘されている。
アリゾナ州からモンタナ州にかけて張り出した高気圧の尾根が熱気を地表付近に閉じ込め、乾燥した空気と強風が重なったことで、火の勢いが制御できないほど強まった。
専門家らは、気候変動に加え、観測史上最も強力なレベルとされるエルニーニョの影響により、今後は山火事や猛暑による被害がさらに深刻化する恐れがあると警告している。
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