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「海水浴場がまるで火の地獄」…休暇の予定まで変える殺人的猛暑=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2日、慶尚南道(キョンサンナムド)の梁山市勿禁邑(ヤンサンシ・ムルグムウプ)の梁山ウォーターパークで、市民らが水遊びをしながら暑さをしのいでいる。この日の梁山の気温は42.5度まで上昇した。122年に及ぶ韓国の気象観測史上、最高気温となった。[聯合ニュース]

2日、慶尚南道梁山(キョンサンナムド・ヤンサン)の気温は42.5度まで上昇した。韓国で42度台を記録したのは、122年に及ぶ気象観測の歴史上初めてだ。3日からは全南光州(チョンナムグァンジュ)統合特別市の一部にも「猛暑重大警報」が発令される。連日続く極限の猛暑が首都圏をはじめ西部地域へと拡大する見通しとなったことを受け、政府は中央災難安全対策本部の対応段階を第2段階へ引き上げた。




韓国気象庁によると、この日の梁山市の日中の最高気温は42.5度を記録した。先月31日に41.4度、前日(1日)に41.6度を記録したのに続き、3日連続で歴代最高気温を更新した。これまでの最高気温は2018年8月に江原道洪川(カンウォンド・ホンチョン)で観測された41度だった。この日は梁山以外でも40度を超えた地域が相次いだ。慶尚南道昌原(チャンウォン、北昌原)と密陽(ミリャン)は41度まで上昇し、釜山市(プサンシ)北区と慶尚北道慶州(キョンサンブクド・キョンジュ)もそれぞれ40.6度、40.3度を記録した。人的被害も広がっている。疾病管理庁によると、5月15日から今月1日までに全国の救急外来で診療を受けた熱中症患者は1889人(死亡14人)に上った。特に慶尚南道では熱中症患者が175人に上り、人口が約3倍あるソウルの162人を上回った。


3日からは風向きが西風から東風へ変わるため、猛暑は首都圏など西部地域まで広がる見通しだ。ソウルの日中の気温は前日より2度以上高い37度となり、首都圏の一部では38度まで上昇すると予想される。湖南(ホナム)地方でも39度を超える極端な暑さが見込まれている。気象庁は光州東部や順天市(スンチョン)などに猛暑重大警報を発令した。夜間もソウルをはじめ全国のほとんどの地域で熱帯夜となる見込みだ。台風13号「ドルフィン」が韓半島(朝鮮半島)の南を通過して中国へ向かった場合、東風がさらに強まり、首都圏の暑さは一段と厳しくなる可能性がある。

気象観測史上最悪となる猛暑が嶺南(ヨンナム)地方を襲ったのは、気圧配置や風、地形など、気温を押し上げる最悪の条件が一度に重なったためだ。

◇ヒートドームにフェーン現象まで…梁山、42.5度の「サウナ都市」に

第一の要因は、韓半島を二重に覆う二つの高気圧だ。大気の中・下層では太平洋高気圧が南から高温多湿の空気を絶えず供給し、上空のチベット高気圧は鍋のふたのように地表で熱せられた熱気を閉じ込める役割を果たしている。

これに加え、雲一つない晴天の下で強い日差しが照りつけ、気温の上昇に拍車をかけた。梁山の7月の積算日射量は582.49メガジュール毎平方メートルで、平年(428.7メガジュール毎平方メートル)を35%以上上回った。風向きや地形も影響した。西風が山脈を越える際、空気が圧縮・加熱されるフェーン現象によって熱い空気が流れ込んだ。特に梁山は盆地のため、熱気が逃げずにたまり続けた。「空梅雨」で土壌が極度に乾燥したことも一因だ。梁山近郊の晋州(チンジュ)農業観測所のデータでは、土壌水分は平年比26.3%にとどまった。釜山大学大気環境科学科の河京子(ハ・ギョンジャ)教授は、「地面が湿っていれば、水分が水蒸気として蒸発する際に潜熱が奪われるため、周囲の温度は下がる。しかし、土壌が乾燥していると、地面から直接熱い空気が立ち上ってくる」と説明した。

気象学者らは、気候変動によって猛暑が新たな段階に入ったと警告している。韓国気象庁・猛暑特異気象研究センター長を務める蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)のイ・ミョンイン教授は、「同じような気象条件でも40度を超える高温となる背景には、気候変動と北太平洋の高水温状態の持続がある」とし、「韓国の猛暑は一段階深刻化した」と指摘した。


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