ソウル市永登浦区(ヨンドンポク)の汝矣島(ヨイド)漢江(ハンガン)公園プールで夜間に水遊びを楽しむ市民。[写真 ソウル市]
性的被害を訴えたのはAさんだけではない。ようやくプールから抜け出したAさんは、泣きながら知人と電話している女性を目撃した。Aさんは、「電話している内容を聞くと『知らない男に、ビキニの上をうっかり下げてしまったかのように装って下にずらされた』と言っていて、自分以外にも被害者が多い気がした」と話した。さらに、「知らない異性に水を掛けながら電話番号を聞くなど、雰囲気はまるで『ナンパ居酒屋』のようだった」と付け加えた。
ソウル市が成人5000ウォン(約565円)の入場料で運営している漢江プールは、いわゆる「コスパ・ウォーターボム」として口コミで人気に火がつき、20~30代の利用者で賑わっている。ソウル市未来漢江本部によると、開場日の先月19日から今月26日までの38日間に、漢江プールと水遊び場の利用者は26万2433人に達した。特に若者の利用が集中するのは午後6時から午後10時までの夜間営業の時間帯だ。汝矣島漢江プールでは金・土・日曜日の夜にDJパーティーが開かれ、利用客が人気歌手やグループのPSY(サイ)やBIGBANG(ビッグバン)の曲を大合唱することもある。プールが人で埋め尽くされる熱狂的なプールパーティーの様子がソーシャルメディア(SNS)で拡散され、人気が高まった。
◇盗撮に喫煙・飲酒の迷惑行為も
利用者の増加に伴い、性的被害や盗撮などの事件・事故も相次いでいる。ソウル永登浦警察署は17日、汝矣島漢江プールで女性の体を盗撮した疑い(性暴力処罰法上カメラ等を利用した撮影)で男を立件し、捜査を進めている。禁煙・禁酒区域であるプール内で喫煙や飲酒をするケースも確認されており、子どもの利用者が多い漢江プールの特性上、家族連れの利用者から懸念の声も高まっている。ソウル市未来漢江本部の関係者は、「盗撮防止の横断幕設置や警察との合同点検、安全要員の増員など、予防活動を行っている」と説明した。
27日に漢江プールを訪れた利用者のBさんは、「人が多すぎて水面にはごみのようなものが浮かび、水中は何も見えないなど、水質にも問題があった」とし、「昨年、家族と漢江プールを訪れた時の快適な雰囲気が懐かしい」と話した。
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